約 194,686 件
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2366.html
ドジっ子れいむ 1KB 愛で ペットショップ ドジな胴付きれいむ 「ゆあっ!」 うちの「売れ残り胴付きれいむ」が小さな悲鳴を上げた。 「お前いつまでたっても不器用だな……指切ったのか?」 「ゆ、ゆぅぅ」 おっとりしているのは良いのだが、天然ボケでドジが過ぎるのが欠点なのだ。 ドジって高価な装飾品を壊してしまったり、料理にチャレンジしてボヤを出したり。 売れては返品、また売れて返品…… その繰り返しでこのれいむはうちのゆっくりショップに残ってしまった。 ゆっくりショップはあれこれと裏方仕事が多い。 餌やりにショーケースの掃除、販売中のゆっくり達のご機嫌取り。 売れ残りといえど、金バッジを持つこいつには造作もないことだ。 「リンゴさん……おちびちゃんたちにあげようとおもったんだよ」 2) 「リンゴさん……おちびちゃんたちにあげようとおもったんだよ」 ご近所さんから大量に頂いたリンゴを、少しでも減らそうと思ったらしい。 指先の傷から漏れ出る餡子を舐めつつ、しょげているれいむ。 「今度は気を付けろよ?」 「ゆ、ゆっくり理解したよ……」 傷を防水性小麦粉ペーストで塞いでやる。 「ゆわーん!はやくちないとれいみゅうんうんでちゃうよぉぉ!」 「じじぃもばばぁもしゃっしゃちょりんごしゃんをけんっじょうするのじぇ!」 「りんごしゃんも切れにゃいにゃんて、いにゃかもにょにょどうちゅきにぇ」 「ぶきっようっていうんだにぇー。わかりゅよー」 「むきゅっ!むだにどうがちゅいちぇるだけにゃのにぇ」 ゲスのケースから罵倒する声が漏れ聞こえてきた。 「う、ごめんねおちびちゃん……れいむがんばるよ」 人間の代わりをするには能力不足で、ゆっくりとしては高機能すぎる。 中途半端れいむは、包丁を握りしめ、りんごとの格闘を再開した。 はじめましてかき氷あきです。 初SSがいきなり胴付きですが、胴無しも好き。 自作絵の付属スク(スクのセルフ挿絵?)なので、絵の方は餡庫の方に保管しました。 以後よしなに。
https://w.atwiki.jp/hutaba_ranking/pages/182.html
追われるれいむ 30KB 虐待 自業自得 野良ゆ 虐待人間 十二作目です。 麦茶あき 逃げていた。 ただ逃げていた― れいむは逃げていた。自分の子供たちと一緒に。 逃げなければこちらが殺されることを理解しているから。 すでに番のまりさは死んでしまった。 今れいむに残されているのはまりさとの間にできた子ゆっくりたちのみ。 子れいむ、子まりさ、末っ子れいむである。 カラカラカラッッ・・・・・・・・ あの音だ。 あの音が近づいてくる。 自分たちをゆっくりできなくする恐ろしい音。 後ろを向くといた。 その音を出している元凶、人間だ。 あの人間から逃げなければ。 ゆっくり、ゆっくりするために。 れいむたちは必死で逃げた。 追われるれいむ 「おちびちゃんたちいいいいいいい!!はやくにげるよおおおおおおおおお!!!」 「「「ゆわああん!!きょわいよおおおお!!!こっちきょないでえええええええええええええ!!!!」」」 追ってくる人間から必死に逃げていたれいむ。 逃げても逃げてもその距離は変わらず追いかけられていた。 人間の方は歩いているだけ。 わざと距離を保ち続けている。 その手には何故か玄翁。 それを地面に擦れ引きづられていく。 この玄翁のせいで番のまりさは潰された。 何故このれいむたちが追いかけられているかと言うと、 この人間の家にお家宣言したからである。 窓を割り侵入し、部屋を荒らしてこの人間を奴隷扱いにした。 もちろんそんなことをすればどうなるかはお決まりだ。 番のまりさは死んで、今そんな状況になっているのだから。 れいむたちをすぐ殺さなかったのはそれではつまらないから人間はわざと逃がし、恐怖を与えながら追いかけているのである。 れいむたちはこの人間の家から逃げ出し住宅街を走っていた。 狭い場所を通っても先回りした人間がいる。 隠れようにも隠れそうな場所はなかった。 「なんできゃくれしょうなばしょがないにょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「ゆっくちしないでぇれーみゅたちをたしゅけちぇよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 そんな言葉が届いたのか目の前にゴミ捨て場が見えた。 そこにはれいむたちと仲がいいまりさとありす一家がいた。 どうやら家族で狩りの最中のようである。 「おちびちゃんたち、こうやってこのふくろさんをやぶるんだぜ」 「「「ゆっくちりきゃいしちゃよ!!!」」」 「ゆふふ、ものおぼえがいいおちびちゃんたちね」 「「「「たすけてえええええええええええええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇ!!!!!」 「「「「ゆ???!!」」」」 まりさ一家が振り向いた先にはれいむ一家がいた。 ずっと走っていたせいか歯茎がむき出しで迫ってきた。 「ちょ、ちょっとれいむなんてかおしてるのよ!とかいはじゃないわ!!」 「なにがあったんだぜ??!」 「にんげんに・・ゆっくりできないにんげんからにげているんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 「にんげんさん?」 「ゆ?もしかしてあれなんだぜ??」 まりさがおさげを指した先にはあの人間がいた。 れいむを見つけ玄翁を振り回している。 「ゆひいいいいいいいいいい!!!!もうきてるうううううううううううううう!!!!」 「「「きょわいよおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」 「なんだかゆっくりできないいなかものね」 「ゆふん、れいむまかせるんだぜ。まりさがあのにんげんをやっつけてやるんだぜ」 まりさは咥えていた木の枝を再び咥え直し、人間と対峙した。 「おいくそにんげん!!よくもともだちのれいむをいじめたんだぜ?!まりさがせいっさいしてやるからかくごするんだぜ!!!」 「「「おちょーしゃんかっこいいー!!」」」 「おちびちゃんたち、おとーさんのゆうしを・・・」 ドガッ!!・・・・バンッ!! 「「「ゆ??」」」 ありすたちは何が起こったか理解できなかった。 まりさが目の前で一瞬で消えたのだ。 どこに行ったか周りを見たらまりさが塀の壁にぶつかっていた。 「ま、まりさ・・・?」 「ゆべえ!!・・いだいいいい!!!!」 玄翁で殴られた痛みと塀の壁にぶつかった痛みで動けなかった。 人間はそんなまりさを玄翁で殴り続ける。 「ゆべ!!いだい!!やべ!!やめ!!ぎゃばっ!!!」 ガンッ!!ガンッ!!!ガンッ!!! 「やめてえええええええ!!!まりさが!!まりさがしんじゃううううううう!!!」 「おちょーしゃんをいじめりゅなぁぁ!!!」 「こにょくしょにんげん!!」 「ゆっくちちね!!!」 ぽふっぽふっ 子ゆっくりたちは自分の父親を救おうと人間の足に体当たりをするが、 そんな攻撃は人間の前では無意味だ。 子ゆっくりたちの体当たりを無視し、まりさを殴り続ける。 ガンッ!!!ガンッ!!!! 「あばぁ・・・・・・・・・・・やがべぇえ・・・」 殴られ続かれてまりさの体はもう潰れかかっていた。 眼球は飛び出し、餡子は飛び出て死に掛かっている。 最早助からない。 ガンッ!!! 最後の一撃でまりさの中枢餡が潰れてしまった。 まりさは「もっとゆっくりしたかった」とも言えずに殺された。 「まじざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」 「「「おぢょうじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んん!!!!」」」 「まじざがあああ・・・!!れいむぅうう!!!どうして・・・・・・・・?・・・れいむ??」 ありすがれいむの方を振り向いたらいつの間にかいなくなっていた。 実はまりさが人間と対峙したときすでにれいむたちはいなくなっていた。 まりさたちにまかせ自分たちだけ逃げてしまったのだ。 「れいむおねーしゃんいにゃいよぉー??」 「ともだちのまりしゃもだわ!?」 「れいむううううううううううううう!!!!どこいって・・(ガンッ!!!)ゆぶぇ!!?」 「「「おきゃあああああああああしゃん??!!」」」 ニヤリと笑いながらありすを潰していく人間。 ありすはやめてと叫ぶがまりさと同じ結果になった。 子ゆっくりたちもである。 れいむは再び逃げ続ける。 このまま逃げても埒は明かない。 れいむは元々住んでいた公園に行くことにした。 そこには野良ゆっくりたちの群れがあり、きっとみんなならなんとかしてくれると思っていた。 ただれいいむたちは疲れていた。 走り続けていたせいで体に疲労が溜まってしまったのだ。 成体であるれいむならともかく子ゆっくりたちはいつ走れなくなってもおかしくはない。 やがて疲れたと言い止ってしまい、あの人間に殺されるだろう。 「おきゃー・・・しゃん・・・・・まりしゃ・・・」 「ゆっくち・・・・ゆっくち・・・」 「ちゅかれたああああ!!!!」 「ゆう・・・!!」 ―まずい、子供たちが駄々こねだした。 れいむはおちびちゃんたちをお口の中にいれ再び走ったが、思うように走れない。 中にいる子ゆっくりたちが外へ出ないよう口をしっかり閉じながら走るというのは予想以上に体力を使うからだ。 れいむは何か役くに立てそうなもの探した。 すると目の目にまりさがいた。 番を持っていない独身のまりさである。 「ゆ~ん♪きょうはいいゆっくりびよ「ばりざああああああああああああああああああ!!!!」ゆっ??!」 「そのおぼうしよこせえええええええええええええええええええええええええ!!!!」 「なんでそんなこと・・・ゆべあ!!!」 まりさはれいむの体当たりを喰らい帽子を外してしまった。 れいむはすかさずそれを捕り、中に子ゆっくりたちを入れた。 「ゆわーい♪ゆっくちできるじぇ!!」 「ふかふかだね!!」 「やっちょゆっくちできりゅよ!!」 れいむはおぼうしを被り再び走り出した。 「れいむううううううううう!!!まじざのおぼうじがえじゆばげ!!??」 まりさはあの人間に玄翁で潰された。 人間は逃げているれいむを見つめ追いかけた。 走るのに苦労しなくなったれいむだがまた問題が起こった。 子ゆっくりたちが腹を空かし始めたのである。 体力を消耗し、休憩中の子ゆっくりはゆっくりするために何か食べてゆっくりしたかった。 「おきゃーしゃん、おにゃかしちゃよ・・・」 「む~しゃむ~しゃしたいじぇ・・」 「くじゅおやああああああ!!!はやきゅれいみゅにごきゃんしゃんもっっちぇきょいいいいいいいいいい!!!!」 特に末っ子れいむが酷かった。 れいむはそんな子供たちのために何か食べさせてやろうと周りを見渡した。 母性(笑)というやつだろう。 すると目の前に都合よく狩りから帰る途中のちぇんを見つけた。 おぼうしの中には生ゴミが詰まっている。 「にゃ~ん♪きょうはいっぱいとれ「それよこせええええええええええええええええええええ!!!!」にゃ??!!」 ちぇんは突如現れたれいむにびっくりしてしまった。 しかもその顔はまりさ一家に見せたときよりも酷かった。 「こ、これはちぇんのなんだよー・・わかってねー・・」 「うるさいよ!!かわいそうなれいむにごはんさんをわたすのはだいゆちゅうのしんりなんだよおおおおおおお!!!?」 「わ、わからないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 れいむはちぇんに体当たりし、おぼうしの中から食料を出した。 それを食べてまりさから奪ったおぼうしの中にいた子ゆっくりたちにも分けてやった。 「「「む~しゃむ~しゃ、しあわせええええええええええええ!!!!」」」 「ゆふん、おなかいっぱいだよ~」 「ちぇんのごはんさんがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「うんうんちてあげりゅよ!!しゅっきりー!!!」モリンッ! 「にゃあああああああああああああああ!!!!にゃんでちぇんのおぼうしさんでうんうんしちゃうのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 末っ子れいむがちぇんのおぼうしの中にうんうんをしてしまった。 れいむたちもそれを見てちぇんのおぼうしにうんうんした。 「ゆふー、きれいにうんうんできたよ!ありがたくおもってね!!!」 「「「おもっちぇね!!!」」」 「おもわないよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」 腹がいっぱいになり体力が回復したれいむは公園を目指し走り出した。 ちぇんはおぼうしに付いたうんうんを必死に取ろうとがんばっている。 「にゃあああん!!ちぇんのおぼうしさああああん!!うんうんくさいのはにゃがっ??!」 ちぇんは潰された。 またあの人間である。 人間は再びれいむを追った。 やっとのことで公園に着いたれいむは群れがあるところにすぐさま駆け込んだ。 群れのゆっくりは見知らぬゆっくりが来てざわめいていたが、 れいむがおぼうしを取るとすぐにれいむだとわかった。 「れいむ、まりさはどうしたんだぜ??」 「それにこのおぼうしはまりさのじゃないまりさのよ?なにがったの??」 「うしろふぁっく??」 「くわしいはなしはあとでするよ!!れいむはゆっくりできないにんげんからにげてきたんだよ!!!」 「ゆ??にんげんさん??」 「にんげんさんからにげてきたんだね、わかるよー」 「なんでにんげんさんからにげてるのよ」 「れいむたちをころそうとしてるからだよ!!あのじじいはれいむのまりさをころしたんだよ!!」 群れのゆっくりたちがざわめく。 「ま、まりさがやられたの??!」 「ゆ、ゆるせないんだぜ!!せいっさいしてやるんだぜ!!!」 「しかもれいむたちのおうちをかってにはいってきたんだよ!!!ゆるせないよ!!」 「ごくあくなんだぜ!!!」 「とってもいなかものだわ!!!」 「ごうかん!!」 「むきゅう!!みんなそこまでよ!!!!」 奥からぱちゅりーが現れた。 群れのゆっくりたちは「おさ!!」といいれいむのところに道を開けた。 「れいむ、きいていいかしら」 「なに??!」 「まりさはころされたのよね」 「そうだよ!!」 「なんでかしら」 「わかんないよ!!いきなりころされたんだよ!!!」 「むきゅ・・・・」 ぱちゅりーは少し考えて・・・・ 「れいむ、おうちにはいってきたといったわね」 「いったよ!!」 「れいむたちのおうちはここにあるはずよ」 「れいむたちがみつけたおうちなんだよ!!あのじじいはあとからやってきたのにれいむたちをむししてまりさをころしたんだよ!!!」 「むきゅう、すべてがってんがいったわ」 「れいむ、あなたにんげんさんのいえにおうちせんげんしたのよ」 「ゆっ??!」 「かってにしんにゅうしてきたあなたたちをしまつしたんでしょね」 「なにいってるのおおおおおおお!!!??あれはれいむたちがみつけたおうちなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお???!!!」 「しょーだしょーだ!!!」 「れいみゅたちがみちゅけたにょに!!!」 「おちょーしゃんはやられちゃったんだじぇ!!!!」 れいむはぱちゅりーの言った事に激怒した。 子ゆっくりもれいむと同じく怒り出したが。 「だまりなさい!!!」 「「「「ゆっ???!!」」」」 「あなたたちがばかなまねをしたせいでまりさがしんだのよ、にんげんのいえにおうちせんげんしちゃいけないってあれほどいったのに・・・」 「はあああああああああああああああああ????!!れいむがみつけたんだかられいむのものにきまっているでしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!??」 「おばか!!・・・・もういいわ、あなたたちはいますぐこのむれからでていってちょうだい」 「ゆえええええええええええええ????!!どぼじでえええええええええええええええええええええ???!!」 いきなり追放宣言されたれいむはわけがわからなかった。 「にんげんさんにおわれているんでしょ?だったらここにくるかのうせいだってあるわ。そのせいでむれがほろんだらどうするのよ!!!」 「そんなのむれのみんなでやっつければいいでしょおおおおおおおおおおおおおおおお???!!」 「ばかすぎるわ!!!そんなことしてみなさい!!すぐにかこうじょのにんげんさんがあらわれてむれはぜんめつよ!!!!」 「かこうじょはゆっくりできないいいいいいいいいいい!!!!」 「れいむうううううう!!!いますぐでていきなさい!!!」 「ちぇんたちをまきこまないでねええええええええええ!!!わかれよおおおおおおおおおおお!!!!」 「どぼじでぞんなごというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 群れのゆっくりたちにまで見捨てられてはもうれいむに行くあてはなかった。 れいむはそんな群れに嫌気を指しおぼうしに子ゆっくりたちをいれ群れを出て行った。 「そんなにいうならでていくよ!!このゆっくりなしいいいいいいいいい!!!!」 れいむはこうえんの広場に出て公園の外に行こうとした。 その時群れの方から悲鳴が聞こえたのである。 「ゆ??なに??」 れいむが振り返るとあの人間がいた。 玄翁をゆっくりたちに殴りつけ潰し、ダンボールを踏み潰し群れを蹂躙した。 潰すたびに人間は笑った。 その表情は三日月の笑みをし、楽しそうに殺している。 群れのゆっくりたちはなんとかやめさせようと止めようとしているが抵抗する間もなく殺されていった。 「やべでえええええええええええええええええええええええ!!!!れいむたちをころさないでえええええええええええええええええええ!!!!」 「まりざばだじにだぐないいいいいいいいいいいいいいいいいゆがばあああああああ!!!!」 「おちびちゃんはつぶさないでええええええええええええええ!!!!」 「むきゅううううううううううううううううううううう!!!!!」 「おうちがああああ!!!おうちがああああああああああああああ!!!!!」 「いやじゃああああああああああああ!!!はにゃちてえええええええええゆび!?」 「ありしゅのいもうちょがああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 「やめるんだぜえええええええええええええ!!!いだい!!やべ!!ごめ!!ゆぶ!!」 「わがらな!!?」 「れいぷううううううううううう!!!!」 人間は次々とゆっくりを潰していった。 ぱちゅりーは逃げようとしたが掴まれて後ろから殴られようとしていた。 その時ぱちゅりーはその様子を見ていたれいむに気が付いた。 恨みの篭った目で睨み付け・・・・ 「このくそばかぐずでいぶうううううううううううううううう!!!!おばえのせいでむれがあああああああああ!!!もりのげんじゃのぱちゅがあああああああ!!!! (ガンッ!!!)ゆばっ!!?(ガンッ!!!)やべで??!(ガンッ!!!)ごべ??!(ガンッ!!!)むぎょ!!!(ガンッ!!!)ぶばあ??!!(ガンッ!!!)」 ぱちゅりーは中枢餡を潰され死んだ。 人間は向こうにいたれいむを見つめニヤリと笑い・・・こう言った。 イマカラソッチニイクヨ・・・・・・・・・ 「ゆひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 れいむは必死で逃げる。 公園を出て道という道を走り、逃げ続けた。 途中何匹かのゆっくりとすれ違ったが、後から来た人間にみな潰されていった。 「いだいいいいいいいいいいいいいい!!!!れいむなにもしでべ??!」 「きょわいいいいいいいいいい!!!!だれがだじゅ??!」 「なにもしてないのにいいいいいいいいいい!!!?まりさなにもしてないのにいいいいいいいいいいいいいいいい????!!」 「んぼおおあああああああああ!!!!もっどずっきり・・・・・」 道に歩いていた野良ゆっくりたちはわけもわからず死んでいった。 「ちがうううううううううう!!!でいぶのでいぶのせいじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」 逃げながら潰されていくゆっくりたちを見る。 どれもこちらを睨んでいる様にしかれいむには見えなかった。 その時おぼうしが少し浮き、中から末っ子れいむが落ちてしまった。 「ゆ?おしょらちょんで・・・・・(ペチャっ!)ゆぴいい!!いちゃいいいい!!」 地面に落ちた衝撃で泣き出す末っ子れいむ。 痛みに耐え切れないのか必死で母親を呼ぶ。 「いじゃいいよおおおおおおおおおおお!!!おきゃああああしゃあああああああああああああああん!!!」 が、当のれいむには聞こえておらずそのまま行ってしまった。 「どぼしてええええええええ???!はやきゅきゃわいいいれいみゅをたしゅけろおおおおおこのくじゅおやああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 すでに時は遅し。 末っ子れいむが叫んだ後目の前が暗くなった。 恐る恐る振り返るとあの人間がいた。 玄翁片手で楽しそうだ。 末っ子れいむはあまりの恐怖でしーしーを漏らし、必死に助けを呼んだ。 「だれきゃあああああああああああああああああああああああ!!!!れいみゅをたしゅけろおおおおおおおおおおおおお!!! きゃわいいれいみゅがピンチにゃんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお???!! おきゃああしゃああああああああああああああん!!!はやきゅたしゅけてええええええええええええええ!!! もうくじゅにゃんていわにゃいからあああああああああああああああああ!!!! はやきゅ、はやきゅうううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!! はやきゅたしゅけろくずおやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 (ブチッ!!!) れいむには末っ子れいむが潰されたことは知らずに逃げていた。 だがたどり着いた場所は川である。 行き止まりになってしまい絶体絶命だった。 「かわさんがあってさきにすすめないよおお・・・」 その時おぼうしの中から子まりさと子れいむが出てきた。 「おきゃーしゃん、もうだいじょうびゅ??」 「それどころじゃないよ、かわさんがあってさきにすすめないんだよ」 「どぼじてきゃわさんがありゅのおおおおおお???!」 子れいむは目の前にある川に罵倒し始めた。 しかし、そんなことしても川は道を開けてくれたり干上がったりはしない。 ただ子まりさだけは何故か冷静でいた。 するとお飾りのおぼうしを脱ぎだし、川に置き子まりさは川に浮かんだ。 「ゆっくち~♪」 それを見たれいむたちは子まりさに自分たちも乗せてくれと言ったが、断られた。 そもそも子まりさのおぼうしでは乗っても沈んでしまうだけである。 だがれいむはあることに気づいた。 自分にはこれがあると。 それは奪い取ったまりさのおぼうしである。 れいむは近くにあった木の枝を拾い、以前番のまりさが子まりさに水上まりさのやり方を教えていたときを思い出し見よう見まねでやってみた。 見事おぼうしは浮き木の枝を使い子まりさの後に続いた。 「ゆふん、やっぱりれいむはてんっさいだよ」 「しゅごーい!!おきゃーしゃんういてりゅー!!」 子まりさと合流し、親子で楽しく笑いあう。 しかし何か大切なことを忘れている。 「れいみゅはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ????!!」 れいむは子れいむの叫びに気づき岸の方を見た。 そこには置いてきぼりにされた子れいむが必死にこちらを呼んでいる。 「ゆわあああああああああああああ!!!?おちびちゃんをわすれてたよ!!!」 れいむは木の枝を使い岸に戻ろうとした。 後もう少し、後もう少しで岸にたどり着こうとしていた。 だが、れいむは何かに気づき急に反転し、子まりさの方へ引き返してしまった。 「お、おきゃあああしゃあああん???!!どぼじてええええええええええええええ!!!?? 「おちびちゃん!!にげるよ!!!」 子まりさもそのことに気づいた。 気づいていないのは子れいむだけである。 遠ざかっていくれいむと子まりさを必死に呼び戻そうと呼んだが二匹はそのまま向こうに行ってしまった。 「どぼじでええ・・・??!にゃんでれいみゅだけ・・・・???!!」 その時子れいむは気づいた。 後ろから来る圧倒的存在感に。 そこにはあの人間がおり、子れいむを見つめていた。 子れいむはようやく気づいた。 自分は見捨てられたんだと。 あの時れいむが引き返したのはこの人間がやってくることに気づいたからだ。 仮に子れいむを助けようとしてもすぐにやってきて川に沈められる危険性があったためれいむは子れいむを見捨てたのだ。 「あ・・・・・あ・・・・・・・・」 子れいむは自分が殺されることを理解していた。 人間は玄翁を振り上げ、子れいむを潰した。 潰されるまで子れいむは「助けて」と言ったがそんな言葉に耳を貸すわけでもなく潰された。 人間は川を航海中のれいむと子まりさを見つめニヤリと笑った。 れいむと子まりさはもう少しで川を渡るところだった。 二匹ともすでに子れいむは殺されたことは理解していた。 それでも子れいむのことは口にせず向こう岸に渡ろうとしていた。 「もうすこしだよ・・・・」 「ゆっ・・・・ゆっ・・・・・・・・ゆ??」 子まりさが何かに気づいた。 なんだかあんよが冷たい気がする。 何かと思い確かめてみたらお帽子に水が溜まっていた。 「おぼうしにおみじゅしゃんがあああああああああああああああああああああああ!!!!」 何故??!!と子まりさは思った。 確かに子まりさは水上まりさではないにしろまだおぼうしが溶けるには早かった。 子まりさの体が水に浸かり溺れていく。 体は水を吸って沈んでしまい、水の中に落ちた。 その時水の中に何かいるのが見えた。 にとりだ。 一匹のにとりが子まりさのおぼうしを破き、浸水させたのだ。 体を突かれ食われていく子まりさ。 必死にもがくが無駄だった。 その時にはすでに体は四散し、水に溶けていった。 何か言いたかったらしいが水の中なのでわからなかった。 「いやーうまかったねー」 「もういっぴきもたべようよ」 「みてきたけどあれ、れいむだったよ」 「えー??!まりさじゃないの??!」 「なんでまりさのおぼうしにのってるのさー??」 「まあいいや、きょうみあるのはまりさだけだし。むししよ」 「「「そーだねー」」」 ある意味れいむは命拾いしたのである。 れいむはやっとの思いで向こう岸に着いた。 途中、子まりさが沈んでしまったことに気づいたが自分にはどうすることもできなかった。 「まりさ・・・・おちびちゃん・・・・・・・・」 れいむは失った家族のことを思い浮かべていた。 まりさ、子まりさ、子れいむ、末っ子れいむ。 全て失ってしまった。 しかしまだ自分がいる。 なんとしてでも生き残り、あの人間に復讐するのだ。 「まっててねみんな・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 「いつかかならず・・・・・・・・」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 「かたきをとるよ!!!」 (ケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・) 眉毛をキリッとさせれいむは空を見上げた。 空にはまりさたちが微笑んでいるように見えたようだ。 「みんな・・・・・・・・・・」 (ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタ・・・・・・・・・・・・・・・・・) 誰かが笑っている気がする。 れいむは後ろを振り向きその者に文句を言おうとした。 「さっきからうるさいよ!!だれがわらって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!!!」 だが言葉が止まってしまった。 れいむはその正体が信じれなかった。 こんな顔→(◎Д◎)し、汗としーしーを垂らしながら固まっていた。 目の前にいるものが信じられずに。 無理もない、何故ならそこにいるのは・・・・・・・ あの人間だったから。 「ゆわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!??」 れいむはわけがわからなかった。 何故ここにあの人間がいる?! 川を渡ったのにいつの間にかこちらにいた人間。 別になんら不思議ではない。 単にこの人間は橋を渡り、ここに着ただけに過ぎない。 なにせゆっくりが川を渡るスピードなぞ、ゆっくりが普通に這っているのとあまり変わらなかったのだ。 そのせいでこの人間は余裕で向こう岸に着いてしまっていた。 れいむはそれに気づかずにいつの間にか追いつかれていた。 「ゆっくりにげ・・・・・・!!」 れいむはこんな状況になっても逃げようとしたが、 人間に蹴られ10m先に飛ばされてしまった。 「おそらとんでゆばしっ??!」 コンクリの地面に顔から叩きつけられたれいむは余りの痛さに動けなかった。 その衝撃のせいで歯が何本か欠けている。 れいむは逃げようと這いつくばってでもこの場から逃げようとした。 しかし、人間はそれを許してはくれなかった。 玄翁を振り上げれいむを殴った。 ガンッ!! 「ゆがっ??!」 ガンッ!!ガンッ!!! 「ゆべ!!!ゆぎゃで!!」 ガンッ!!!ガンッ!!! (ケケケケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・!!!) 「ゆぎぃ!?ゆ、ゆがあああああああああああああああああああああああああ!!!!」 れいむは玄翁を叩きつけられる前にジャンプして逃げた。 力を振り絞り逃げようとする。 「ゆぎぃ・・・・!!ゆっくぎ・・・!!れいむは・・・・・ゆっくりするんだ・・・・・・!」 大した生命力である。 こんな状況になってでもゆっくりすることだけは考える餡子脳の性なのか。 その光景を見て人間はあることを思いついた。 れいむに近づき叩きつけるのではなく先ほどれいむを蹴飛ばしたようにれいむを殴った。 「ゆばっ??!おぞらどんでる???!!」 殴られた衝撃で飛んだれいむはまたもや地面とキスをした。 人間はまたれいむに近づき同じ様に殴る。 その衝撃でれいむの口から餡子が出てきた。 死の兆候である。 「ゆべばっ!!!いだいい!!いだいいいいいいいいいいいいい!!!!やだやだやだ!!!でいぶはゆぐびじだい!!!」 (ガンッ!!)「ゆがじば!!?・・・ゆぎぃ・・!!!ゆぐじ、ゆっくじぃぃいいいいいするううううううううう!!!してやるうううううううううううううう!!!」 (ガンッ!!!)「ゆぎゃら??!・・で、でいぶはおじびぢゃんとばじざといっじょに・・・・・ゆっぐりずるんだ・・・!!いぎで、いぎでゆゆっぐりいいいず・・」 (ガンッ!!!)「あぎゃあ??!・・くぞにんべんはじねええ!!・・・・ゆっぐぢできないにんげんはいばずぐじねええええええええ!!!!」 殴られ飛ばされてれいむの皮から餡子が出ている。 眼球は飛び出し、もみ上げの一本はいつの間にか取れてしまった。 人間は最後の一振りをれいむに叩きつけようとした。 その時。 「おばえにごろざれだみんばのぶんまでじねえええええええええええええええええええええええ!!!!」 そこで人間の動きが止まった。 れいむを見つめ何か考えている。 「・・・・??」 れいむは何故殴られなかったのかわからなかった。 すると人間は持っていた袋を開け、その中身をれいむの上に落とした。 ボトッ・・・ボトッ・・・ボトッ 中から出てきたのは餡子、カスタード、生クリーム、チョコだった。 れいむは落ちて来た物を必死に食べた。 「む~し゛ゃ!!む~し゛ゃ!!じあわぜえええええええええええええ!!!!」 れいむはきっとこの人間が自分のことを許してくれたのだと思っていた。 このあまあまはそのお詫びだろうと。 しかし、それは大きな間違いである。 れいむが餡子を食べているうちに中から赤い布が出てきた。 「ゆ??」 れいむは最初それが何なのかわからなかった。 だが見覚えがある。 餡子からかき出し姿を見せた赤い布の正体は真っ赤なリボンだった。 れいむはこのリボンのことをよく知っていた。 「おちびちゃんのおかざり・・・・??」 よく見ると周りにも見たことがあるお飾りが埋まっていた。 番のまりさのおぼうし、末っ子れいむのリボン、ゴミ捨て場にいたまりさとありす一家のお飾り、 うんうんをされたちぇんのおぼうし、おさぱちゅりーのおぼうしに群れのみんなのお飾り。 何故みんなのお飾りがここにあるのか一瞬理解できなかった。 だが気づいたしまった。 ここにある大量のあまあま、死んでいったみんなのお飾り。 れいむは顔を青ざめ答えにたどり着いてしまった。 これはみんなの中身だ。 「ゆべぇぇ!!?」 れいむは同族の中身を食べてしまったショックで自分の中身を吐き出してしまった。 この人間は潰していったゆっくりたちを律儀に袋に詰め込んでいたのだ。 逃げてばかりいたれいむはそんなことは知らなかった。 しかし今れいむはそんなことを考えている余裕はなかった。 死臭の匂いがするあまあまに埋もれているれいむはゆっくりできない匂いに苦しんでいた。 「ゆがあああああああああああ???!!ここはゆっくりできないいいいいい!!!だしてえええええええ!!!ここからだしてええええええええええ!!!」 人間はその様子を見て笑い出した。 もう思い残すことはないのか最後の一振りを掲げた。 逃げようとするれいむだがあまあまに足を捕られて動けなかった。 「ゆひいいいいいいいいいいい!!!いやだあああああああああああああああ!!!!ゆっくりしだいいいいい!!!ゆっくりずるんだあああああああああああああああああ!!!!!」 (ちね・・・・・・・・・・・) 「??!!」 人間の声ではない。 別の誰かだ。 れいむはこの声に聞き覚えがある。 その声の主はあまあまから聞こえてきた。 (れいみゅをゆっくちさせないくずはちね・・・・・・) 「おちびちゃん??!」 れいむは気づいた。そうだこれはおちびちゃんの声だ。 だが何故自分の子供が死ねと言ってくるかがわからなかった。 「おちびちゃん??!おかあさんにそんなひどいこといわないでね!!?」 (だまれ・・・・・・・このくず・・・) 「??!・・ぱ、ぱちゅりー・・・・??!」 ぱちゅりーの声まで聞こえた。 それに呼応して次々と声が聞こえてくる。 (しねえええ・・・・・・・・いますぐしねえええええええええ・・・・・・・・) (こっちにこい・・・・・・・ゆっくりできなくさせてやる・・・・・・・) (このいなかもの・・・・・・・よくも・・・・よくも・・・・・・・) (おまえのせいなんだよー・・・・・・・・・・・わかれよー・・・・・・・・・・・・・・) (くじゅちね・・・・・・くじゅはちねぇ・・・・・・・・) (もっとゆっくちしちゃかっちゃのに・・・・・・・・・) (すっきりしたかったのに・・・・・・・) (おまえのせいでむれが・・・・・・・・・・・・・・・・) (れいむたちかんけいなかったのに・・・・・・・・・・・・・) (ふざけるな・・・・・・・なにがゆっくりしたいだ・・・・・・・・・・・・・・・・・) ((((((((おまえはいますぐしんでこっちにこいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!)))))))) 「ゆええええええええええええええええええええええええええ????!!どぼじでそんなこというのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!??」 死んだ後もゆっくりの残留思念のようなものがれいむを死に追いやろうとする。 家族、群れのゆっくり、巻き込まれたゆっくりたちはれいむを許したりはしなかった。 人間はそれに答えてやろうかという思いで玄翁を叩き付けた。 が、さっきあまあまを食べたせいか、一撃では死ななかった。 「ゆべあ!!!いだいいい!!!ゆべでぜ!!!」 ((((((((ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!ゆっくりしね!!!!)))))))) 「いやだああ!!あっぢに!!いきたぐない!!!ゆばば!!!ゆべべ!!!」 最後の一振り。 高く、高く上げ振り下ろそうとした。 「やべで・・・・・・・・・・ゆっくり!!!ゆっくりしだいいい!!!ゆっくりじでただけなのにいいいいいいいいいい!!!でいぶはわるぐないいいい!!!わるいのはこのにんげんだああああああああああ!!!」 (おまえがにんげんをおこらせたんだ!!!) (くじゅおやはちね!!!!) (れいみゅをみしゅてたくじゅが!!!) (いましゅぐちね!!!) 「うるざいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!ゲスはいますぐきえろおおおおおおおおおおお!!!! だれがああああああああああああ!!!!でいぶをたすけろおおおおおおおおおおおおおおお!!!! ばりざああああああああああああああああああああああ!!!!くそちびいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!! ぱちゅりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!! ・・・・・・・・なんでたすけにこないんだああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?? でいぶがかわぞうなでいぶがピンチなんだぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!?」 「ケケケケケケケケケケケケ・・・・・・・・・!!」 「??!」 「ユックリデキナクナッテシネ♪」 「いやだ!!れいむはゆ・・(ブシュウッ・・・!!!) れいむはまだ生きていた。 中枢餡が壊れていていつ死んでもおかしくはない状態だがそれでも生きていた。 「ゆ゛っ・・・ゆ゛っ・・・・ゆ゛っ・・・」 人間は地面に落ちているゆっくりの中身とれいむを袋に入れ詰め直し、 笑いながら自分の家へ帰っていった。 れいむは死ぬ最後まで苦しみ死臭の中で怨念たちの声を聞きながら死んでいった。 (な゛・・・・・ん・・で・・・?・・・・・・・・・・でい・・・・・・・ばるく・・・・・・・・・・・・・な・・・・・・・・) 最後までれいむは自分が犯した罪を理解しようとはしなかったようである。 あとがき 追われるって怖いよね 予想以上に容量が大きくなりすぎてしまったorz 法然しゃんが折れた「ぐんぐにる」の挿絵を描いてくれていたようです。ありがとうございます(喜) 餡庫には保管されてませんが画像だけはすでにわが手に 大切に保管しまーす 今まで書いたやつ 加工所本部 前編・後編 れいむその後 まりさその後 14番れいむのその後 れみぃと野良豆ゆっくり 前編・後編 あいつらの違い れいむはいい飼いゆっくりさ 折れた「ぐんぐにる」 ドスれいむ
https://w.atwiki.jp/atmiki/pages/41.html
れいむですか?
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1126.html
れいむは激怒した。必ず、かの邪智暴虐のお兄さんを除かなければならぬと決意した。 れいむには政治がわからぬ。れいむは、野生のゆっくりである。 蝶を追い、友達と遊んで暮して来た。けれどもゆっくりできない事に対しては、饅頭一倍に敏感であった。 今日未明れいむは自分の巣穴を出発し、野を越え山越え、半里はなれた人工のゆっくりプレイスにやって来た。 れいむには父も、母も無い。女房も無い。生後十六週の、内気な妹と二匹暮しだ。 この妹は、群れの或る律気な一ゆっくりを、近々、花婿として迎える事になっていた。 愛の行為も間近かなのである。れいむは、それゆえ、花嫁の飾りやら祝宴の御馳走やらを探して、はるばる遠くにやって来たのだ。 先ず、その品々を拾い集め、それから野原をぶらぶら歩いた。れいむには竹馬の友があった。 ゆっくりまりさである。今は此のゆっくりプレイスで、ゆっくりしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。 久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにれいむは、野原の様子を怪しく思った。 ひっそりしている。もうじきに日も落ちる、外に居るゆっくりが少ないのは当り前だが、 けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、原全体が、やけに寂しい。のんきなれいむも、だんだん不安になって来た。 路で逢った若いりぐるをつかまえて、何かあったのか、二月前に此のプレイスに来たときは、 夜でも皆が巣穴で歌をうたって、外でも賑やかであった筈だが、と質問した。若いりぐるは、首を振って答えなかった。 しばらく歩いて老ちぇんに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老ちぇんは答えなかった。 れいむは全身で老ちぇんの体にぶつかって質問を重ねた。老ちぇんは、あたりをはばかる低声(CV 大塚明夫)で、わずか答えた。 「おにいさんが、みんなをころすんだよー」 「ゆゆ!どうしてそんなことするの!?」 「ゆっくりできないこだっていうんだけど、だれもそんなことはないよー」 「たくさんのゆっくりをころしたの!?」 「うん、はじめはみんなのりーだーのいもうとのおむこさんを。それから、りーだーのこどもを。 それから、りーだーのいもうとを。 それから、りーだーのいもうとのこどもを。それから、りーだーのおよめさんを。それから、かしこいぱちゅりーを」 「どうしたの!?ここのおにいさんはゆっくりできなくなっちゃったの!?」 「ちがうよー。ゆっくりを、しんじられないんだよー。このごろは、てしたのこともうたがってて、 すこしでもぜいたくなゆっくりには、ひとじちをひとりずつださせてるよー。 いうことをきかないと、はりつけにされてゆっくりできなくなるよー。きょうは、ろくにんころされたよー」 聞いて、れいむは激怒した。 「ゆっくりできないおにいさんだね!ゆっくりころすよ!!」 れいむは、単純なゆっくりであった。拾い物を、咥えたままで、のそのそ管理小屋に入って行った。 たちまちれいむは、警備のゆっくりに捕縛された。調べられて、れいむの懐中からは針が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。 れいむは、お兄さんの前に引き出された。 「この針で何をするつもりだったか、言え!」 暴君鬼井 産(22歳・男性)は静かに、けれども威厳を以って問いつめた。 そのお兄さんの顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。 「みんなをわるいおにいさんからたすけるんだよ!!」 とれいむは悪びれずに答えた。 「はぁ?お前がか?」リーダーは、憫笑した。 「どうしようもない奴だな。お前には、俺の苦しみが分からないんだ」 「なにをいってるの!!」 とれいむは、いきり立って反駁した。 「ひとをうたがうのは、やっちゃだめなんだよ!おにいさんは、みんなのゆっくりだましいもうたがってるよ!!」 「疑うのが正当な心構えだと、俺に教えたのはお前達だ! ゆっくりの言う事なんて当てにならない。ゆっくりは元々利己的で、卑しく貪欲で、救いようの無いゴミクズなんだよ!」 暴君は落着いて呟き、ほっと溜息をついた。 「俺だって、穏やかに過ごしたいんだけどな」 「なんのために?じぶんがゆっくりするため?」 今度はれいむが嘲笑した。 「なにもわるいことをしてないゆっくりをころして、だれとなかよくするの!?」 「黙れ、ド饅頭」 お兄さんは、さっと顔を挙げて報いた。 「口先だけなら何とでも言える。お前だって、今に磔になってから命乞いしても聞かんぞ」 「はりつけだってさ、おおこわいこわい。れいむは、しぬかくごだってあるんだよ!あやまったりなんてしないよ!ただ、――」 と言いかけて、れいむは足もとに視線を落し瞬時ためらい、 「ただ、れいむのはなしをきいてくれるなら、しけいまでに3にちちょうだいね!! たったひとりのいもうとに、けっこんさせてあげるんだよ! 3にちのうちに、れいむはおうちでいもうとをけっこんさせて、またもどってくるよ!!」 「馬鹿な」 と暴君は、鼻で笑った。 「とんでもない嘘吐きだなお前は。ゆっくりブレインで三日も覚えてられる訳ないだろうが」 「ちゃんとおぼえるよ!そしてかえってくるよ!!」 れいむは必死で言い張った。 「れいむはやくそくをまもるよ!だから3にちだけゆるしてね!!いもうとがれいむをまってるんだよ!! そんなにれいむをしんじられないなら、このゆっくりぷれいすにゆっくりまりさがいるよ。 れいむのしんゆうなの。あのこを、ひとじちとしてここにおいていくよ! れいむがにげて、よていまでにここにかえってこなかったら、あのまりさをゆっくりしめころしてね!!」 それを聞いてお兄さんは、残虐な気持で、そっと北叟笑(ほくそえ)んだ。 生意気な事を言う。どうせ帰って来ないに決まっている。このド饅頭に騙された振りして、放してやるのも面白い。 そうして身代りのゆっくりを、三日目に殺してやるのも気味がいい。 ゆっくりは、これだから信じられないと、俺は悲しい顔して、その身代りのゆっくりを殺してやるのだ。 世の中の、自称ゆっくりできる子とかいうゆっくり共にうんと見せつけてやりたいものさ。 「願いを、聞いた。その身代りを呼んで来い。三日目には日没までに帰って来い。 遅れたら、その身代りを、きっと殺すぞ。ちょっと遅れて来るといい。お前の罪は、永遠に許してやろう」 「なに!?なにをいうの!!?」 「はは。自分の命が大事だったら、遅れて来い。お前達の習性は、分かっているぞ」 れいむは口惜しく、地団駄踏んだ。ものも言いたくなくなった。 竹馬の友、ゆっくりまりさは、深夜、管理小屋に召された。お兄さんの面前で、佳き友と佳き友は、二月ぶりで相逢うた。 れいむは、友に一切の事情を語った。ゆっくりまりさは無言で首肯き、れいむに体を擦り付けた。 友と友の間は、それでよかった。ゆっくりまりさは、縄打たれた。れいむは、すぐに出発した。初夏、満天の星である。 れいむはその夜、一睡もせず半里の路を急ぎに急いで、巣穴へ到着したのは、翌る日の午前、 陽は既に高く昇って、群れのゆっくり達は野に出て餌を取り始めていた。 れいむの十六週の妹も、今日は姉の代りに赤ん坊の面倒を見ていた。 よろめいて歩いて来る姉の、疲労困憊の姿を見つけて驚いた。そうして、うるさく姉に質問を浴びせた。 「なんでもないよ!!」れいむは無理に笑おうと努めた。 「あっちにまだようじがあるからまたいかないと!あしたれいむのけっこんしきをしようね!!」 妹は頬をあからめた。 「うれしいんだね!きれいなおはなもひろってきたよ!それじゃあこれからみんなにゆっくりしらせてきてね!!」 れいむは、また、よろよろと歩き出し、広場に花をばら撒いて飾り、備蓄の食糧を運び出し、 間もなく床に倒れ伏し、呼吸もせぬくらいの深い眠りに落ちてしまった。 眼が覚めたのは夜だった。れいむは起きてすぐ、花婿の家を訪れた。 そうして、少し事情があるから、結婚式を明日にしてくれ、と頼んだ。 婿のゆっくりまりさは驚き、それはいけない、こちらには未だ何の仕度も出来ていない、 葡萄の季節までゆっくり待ってくれ、と答えた。れいむは、待つことは出来ない、どうか明日にしてくれ、 と更に押してたのんだ。婿のまりさも頑強であった。なかなか承諾してくれない。 夜明けまで議論をつづけて、やっと、どうにか婿をなだめ、すかして、説き伏せた。結婚式は、真昼に行われた。 新郎新婦の、誓いの愛の行為が済んだころ、黒雲が空を覆い、ぽつりぽつり雨が降り出し、やがて車軸を流すような大雨となった。 祝宴に列席していたゆっくりたちは、何か不吉なものを感じたが、それでも、めいめい気持を引きたて、 狭い巣穴の中で、むんむん蒸し暑いのも怺え、陽気に歌をうたい、飛び跳ねた。 れいむも、満面に喜色を湛え、しばらくは、お兄さんとのあの約束をさえ忘れていた。 祝宴は、夜に入っていよいよ乱れ華やかになり、ゆっくり達は、外の豪雨を全く気にしなくなった。 れいむは、一生このままここにいたい、と思った。この佳い仲間たちと生涯暮して行きたいと願ったが、 いまは、自分のからだで、自分のものでは無い。ままならぬ事である。れいむは、わが身に鞭打ち、ついに出発を決意した。 あすの日没までには、まだ十分の時が在る。ちょっと一眠りして、それからすぐに出発しよう、と考えた。 その頃には、雨も小降りになっていよう。少しでも永くこの家に愚図愚図とどまっていたかった。 れいむほどのゆっくりにも、やはり未練の情というものは在る。今宵呆然、歓喜に酔っているらしい花嫁に近寄り、 「おめでとう!れいむはつかれたからもうねるよ!!おきたらまたでかけるね!! れいむがいなくても、もうれいむにはまりさがいるからさびしくないよね!! おねえさんのいちばんきらいなものは、ひとをうたがうこととうそをつくことだよ!! れいむも、それはしってるよね!!まりさにひみつをもっちゃだめだよ!! れいむのおねえさんは、えらくてかわいいゆっくりなんだからゆっくりむねをはってね!!」 花嫁は、夢見心地で首肯いた。れいむは、それから花婿の傍に寄り、 「したくしてないのはれいむもだよ!!れいむには、いもうとれいむくらいしかいないもん!! ほかにはなにもないから、ぜんぶあげるよ!!れいむのいもうととけっこんできたことをゆっくりじまんしてね!!」 花婿は紅潮して、てれていた。れいむは笑ってゆっくり達に会釈して、 宴席から立ち去り、自分の寝床にもぐり込んで、死んだように深く眠った。 眼が覚めたのは翌る日の薄明の頃である。れいむは飛び起き、そして、何故慌てて飛び起きたのか考え込んだ。 考えたが、一向に思い出せぬので、大した事では無かろうと結論付け、いつもの様に朝食を食べに広場に向かった。 そうしてれいむが普段通りの生活に戻った日の夕刻、泣きながらもれいむを待ち続けたまりさは処刑された。 お兄さんは、れいむは必ず来ると言い張るまりさに、笑って釘を打ち、磔にして掲げ、ゆっくり達の目の前で火を放ったのだ。 「どお゛ぢでごん゛な゛ごどに゛い゛い゛い゛い゛!!!あ゛づい゛!!あ゛づい゛よ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!!」 「それ見た事か。所詮ゆっくり同士の友情など、ゆっくりと交わす約束などこんなものだ」 お兄さんは焼け焦げ、悶え苦しみ悲鳴をあげるまりさを、息絶えるまで心底嬉しそうな表情で眺め続けた。 "BEST FRIEND" is DEAD... 作:ミコスリ=ハン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/4865.html
※凄く賢いゆっくりがでてくるよ! ※原作キャラもでてくるよ! テラバイトれいむ 「ここはれいむのゆっくりぷれいすだよ、ゆっくりしていってね!」 「いや、だからここは守矢神社……ああもう、貴方達にわかりやすく言うと、ここは神奈子様のゆっくりプレイスであって……」 神社の境内に一匹のれいむと河童がいた。 れいむの方はお決まりのおうち宣言中のようだ。 「だってここに来た時は誰もいなかったよ!だかられいむはおうち宣言したんだよ!誰も返事はなかったよ!」 「それはここを留守にしていただけでね、ここはもう人がいたんだよ」 「そんなの関係ないよ!反論がなかったらそこはれいむのゆっくりプレイスになるんだよ、邪魔をするお姉さんはゆっくりでていってね!」 おかしいなと感じつつ、にとりはれいむに2、3の質問を始めた。 「ねぇれいむ、これはなんだい?」 「それは『マスクメロン』さんだよ!」 「品種はクリアと……じゃあこれはなんだい?」 「それは『守矢神社の御神体であるミジャクジ様』だよ!」 「造形クリア……れいむ、幻想郷が霧に覆われた時の犯人は覚えてる?」 「簡単だよ、『レミリア=スカーレット』だよ!」 「歴史クリア……最後に竹林の……ああ、名詞は行けるはずだから、八意永琳が先日開発したゆっくり成長剤の成分配合は?」 「簡単すぎて餡子がでちゃうね!『赤ちゃんゆっくりの中枢餡が20g、ありすの精子餡が40g、ぱちゅりーの通常餡が……(中略)……で最後に鬼の角の粉末が8gだよ!』」 「長文記憶もクリア……うーん、全然問題ないはずなんだけどなぁ」 「もう終わり?つまらない質問だったね、じゃあここはれいむのゆっくりプレイスだからさっさと出て行ってね!」 流石は技術屋、本来の目的であるれいむへの注意も忘れ、疑問解決へと没頭し始めた。 「おかしい、『はーどでぃすく』の導入により、確かにれいむの知識は増加しているはず……なのにどうしてこんなにバカなのかなぁ?」 「あらあら、どうして極秘の成分配合をれいむが知ってるのかしら?」 「やっぱり成体部品とはーどでぃすくの結合がうまくいって……ひゅい!?」 苦悩するにとりの後ろに表れたのは、月の頭脳である八意永琳。 「あのぱちゅりーの件以来、随分と大人しいと思ったらまた何かやっているのね?」 「え、えへへ、外からはーどでぃすくって言う機械が流れてきて、調べたところ記憶能力を向上させるらしいのでゆっくりに組み込んでみたんだけど……」 それがあの結果だよ、と言った感じで視線を送る。 視線の先にはおうち宣言をおえて境内を荒らしまわるれいむの姿があった。 「確かに賢くはなってるのに、どうしてああもゆっくりのままなんだろう」 「それはそうよ、あのれいむが得ているのは記憶力。 その記憶力を運用する知性や思考と言ったものはれいむのままなのでしょう?」 「あっ!」 確かにれいむは賢くなった、しかし行動原理はゆっくりのままであった。 このれいむに搭載されたのは1TBのハードディスク。 容量は勿論の事、回転速度も7200回転/分と早めのため、読み込み速度も申し分ない。 「これじゃ記憶力だけ優秀で中身がゆっくりのままだから、単に今まで以上に危険なゆっくりってだけね」 「あらら……じゃあぱちゅりーか、性格が穏やかな希少種に搭載すべきだったのかぁ……」 「もしくは中央演算装置が入ってくるのを待つ事ね」 「中央……えんざん?」 「まぁ幻想郷にはまだ早いものよ」 うふふと意地悪く微笑む永琳と、解決できない現状に悩み込むにとり。 守矢神社地下信仰対策室、技術開発本部は今日も平常運転だった。 あとがき 間が空いたのでリハビリを兼ねて書くも、相変わらずの内容だったね! 書いた人 NFRP おまけーね いつも以上に騒がしい境内が気になったのか、神社の神様の片方がドスドスと地響きをさせながらやってきた。 そんな神様の眼下に広がるは荒れに荒れた境内と、一匹のゆっくりれいむ。 「ゆんゆゆ~ん~♪」 「え?な、なにこれ?」 呆然とする神奈子。 そしてもうゲスにしか見えない歪んだ笑顔のれいむ。 「おばさん何か用?ここはれいむのゆっくりプレイスだからね、ゆっくりしないででていっ」 「……な、何ひとんちの境内を汚してるのよ、この饅頭がぁぁぁぁ!」 「ゆぴッ!?」 神の御足が当った時に一度、そして飛翔するれいむが着弾した時にもう一度、ゆっくりらしからぬ『ガンッ』とした高音が鳴り響く。 「ゆ゛っ、ゆ゛っ、ゆ゛っぐり……ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛……どぼじで……でいぶが……ごんなめに……」 れいむは顔面から着弾し、うつ伏せの状態で痙攣している。 後頭部からは機械部が露出されており、衝撃に対する処置が施されていなかった事が伺える。 「うっ、ううっ、いったぁあーい!何でゆっくりがこんなに硬いのよぉおお!」 「あらら、ハードディスクって硬いから……にとりったら、また耐久神奈子様お説教コースね」 「ひゅい!?」 「あとさっきも聞いたけど、どうして成分配合を知っているのか詳しく聞きたいわね、永遠亭にも対鈴仙用のお説教コースがあるのよ?」 「ひゅ、ひゅい!?」 にとり、お疲れ様。
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/2997.html
『野良れいむ』 23KB 虐待 制裁 自業自得 野良ゆ 子ゆ 現代 小ネタ この街の人間は冷たい。 皆生きるのに必死で、他人のことに気を揉んでいる暇などないのだ。 そして生きるのに必死なのはどうやら、人間だけというわけでもないようだ。 「おでがいじばずぅぅぅ!!どうがでいぶをがいゆっぐじにじでぐだざいいぃぃぃいい!!!」 皆死んだような目でそれぞれ何処かへと行きかう大通り。 「おでがいじばずぅぅぅ!!」 一匹の汚らしい野良のゆっくりが、踏み潰されることすら厭わないかのように、人間に擦り寄るようにして懇願を叫んでいた。 大きさはバスケットボールを二回りほど大きくした程度だろうか、しかしどこと無く、 痩せていると表現したら良いだろうか、ハリの無い野良独特のみすぼらしさがあった。 「おでがいじばずぅぅぅ!!どうがぁぁ、どうがでいぶをがいゆっぐじにじでぐだざいいぃぃぃいい!!!」 まずい、そう思ったときには既に遅かった。 一瞬そいつと目が合ってしまったときに、すぐにそっぽを向いて素早く立ち去ればよかったのに、 気付けばそいつは俺の足元にやってきて、泥だらけの身体を俺の足元に擦り付けてきていた。 「おでがいぃぃ…じばずぅうっぅぅう」 鬱陶しい、素直にそう思ってしまう。 所詮こいつも何らかの理由で飼いから捨てられて野良になったか、同じような理由の野良の二世三世といったところだろう。 野生生活も出来ない、上手く生態系に寄生することも出来ないような生物がのうのうと生きていけるような甘い世の中ではないのだ。 「おねがいじばず!!!せめてっ!れいぶはいいでずから、せめておちびちゃんをっ!!!」 そいつは俺の前、俺が後一歩踏み出せば踏み殺してしまうような位置に立ちふさがって、頭を地面にこすり付けて俺に訴えている。 ゆっくり如きの戯言に耳を傾けるつもりなどさらさら無かったのだが、 子供のために自らを犠牲にするという内容に、わずかながら心を動かされてしまう。 少し迷ってから、俺はついにそいつと口をきいてしまった。 「お前の子供を飼って欲しいのか」 「はい!そうです!このままじゃれいむのかわいいおちびちゃんがしんじゃうんでずうぅぅう!!」 れいむは涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしながら答えた。 「そいつはどこに居るんだ」 俺がそう尋ねると、れいむは身体を静かに揺さぶった、するとれいむのぼさぼさの髪の毛の中から、 一匹のゴルフボールより一回り大きいか、という程度の小さな子ゆっくりれいむが姿を現した。 しかしそのれいむは、ひどく衰弱しているようで、足元を眺める形になっている俺の位置からは、 生きているのか死んでいるのか、一瞬では判断出来ないほどだった。 俺は無造作にれいむの頭の上から子れいむを摘み上げて、手のひらにのせる。 「ゆぅ…う…」 すると子れいむは苦しそうに身をよじって、俺の手のひらの上で生きているということを主張した。 けれどやはりそれは酷くか弱く、俺の吐息一つで生命の炎が消えてしまいそうなほどに儚いものだ。 俺は親れいむを見下ろして、静かに言った。 「いいのか、俺がこいつを飼ったとして、もちろん努力はしてみるが、生かしてやれるかどうかはわからないぞ それに、お前とはもう二度と会えないということになる、お前かこいつが死のうが生きようが、一生だ、それでもいいのか」 俺の言葉を聞いて、れいむは涙をぼろぼろと流しながら頷いた。 「いいんでず…れいむにはもうどうずるごどもでぎまぜん…おぢびじゃんをどうかしあわぜにしてあげでくだざい……」 俺は内心驚いていた。 ゆっくりといえば、利己的で、無知で愚鈍でどうしようもない生き物だと思っていた。 けれどこいつは、あまり頭はよさそうではないけれど、子のことを思い自らを省みずに最善の選択をすることが出来たように思う。 そのことに感心した俺は、この子れいむを出来る限り面倒を見てやることを胸に誓った。 「わかった、任せておけ」 「ありがどうございます!!」 俺は小さな子れいむを両手で包み込むようにして、親れいむに背を向けて家路についた。 親れいむは、俺の背中が見えなくなるまで、いつまでもいつまでも俺の背中に感謝の言葉を投げかけ続けていた。 家に帰る途中、俺は小さなゆっくりペットショップに寄って、ゆっくりについて店員に聞いてみることにした。 野良の子だと説明すると、店員は始め困惑していたが、丁寧にゆっくりの初歩的な買い方や、習性について説明してくれた。 どうやら店員によると、この子れいむの衰弱ぶりは、ただの栄養失調らしい。 ついでにと、店員は予防接種を勧めてくれたので、俺は少々財布に痛手ではあったが、今後のことを考えて受けさせることにした。 医者に行って注射でも打つのかと思ったが、小さな錠剤を3粒ほど飲み込ませただけであっさりと終了してしまう。 俺は親切に対応にしてくれた礼に、成体になっても使える程度のゆっくり用のクッションハウスと、 栄養価の高い餌、一人遊び用の小さなおもちゃをそこで購入した。 それから数日、暇な時間を見つけてはれいむに付きっ切りで看病してやると、 すぐにれいむは年相応であろう、子ゆっくりらしい元気を取り戻してくれた。 「おにーさん!れいむとゆっくりあそんでね!」 れいむは俺のことをお兄さんと呼んで、ずいぶん懐いてくれていた。 生き物を飼ったことの無い俺だったが、会話の通じるゆっくりとの相性は悪くなかったようで、 多少のワガママや、融通の利かない部分はあれど、所詮子供かと思えばたいした苦にはならなかった。 一週間もすると、れいむは栄養の高い食事のおかげもあってか、すっかり大きくなって、 野球ボール大の大きさに成長し、元気に外を跳ね回ることが出来るようになった。 いわれなければ、誰もれいむを元野良と気付くことはないだろう、 肌はもちもち、髪の毛はさらさら、声にもハリがあり、すっかり俺の自慢の飼いゆっくりだ。 俺はこの頃、よくれいむと一緒に外を散歩した。 暖かい日差しが心地いい、れいむは俺の少し前をぴょんぴょんと跳ね、 色々なものに興味を惹かれては、あっちへふらふらこっちへふらふらと、ちっとも目が離せない。 けれど俺はそんな無邪気なれいむの姿に心を癒されていた。 しかし俺はこの時、間違いを犯していたことに気付いていなかったのだ。 それから数日後、夜になると家の庭からごそごそと物音がするようになった。 二・三日は気のせいかと思い放置していたのだが、あまりに続くので何事かと不振に思い確かめに行くと、 そこにいたのはあの時俺にれいむを預けた、親れいむだった。 「あ…」 れいむは俺と目があうと、気まずそうな顔をして縮こまった。 「何をしているんだ」 「あ…えと…れいむのおちびちゃんをおそとでみたから…げんきにしてるかなって…」 れいむは目を泳がせながらそんなことを言った。 散歩させていたときにどこからか見ていて、後をつけられたのだろう。 しかし今はそんなことはどうでもよかった、一刻も早くこいつには何処かへ行ってもらわなければならない。 「大丈夫だ、俺がきちんと世話をして幸せに暮らしている、すっかり元気で、もうなにも心配することはない」 「…」 「だからお前はどこかよそへ行け、もうここにはくるな」 「…」 れいむは顔を伏せたまま、庭から一歩も動こうとしなかった。 お互いの間に重たい沈黙が横たわっていた。 子れいむは部屋の奥でクッションベッドの中で寝息を立てていて、俺達のやり取りには気付いていない。 「これ以上居座るなら、野良駆除を依頼することにするぞ、俺が”庭に不振な野良ゆっくりが居るから駆除して欲しい”なんて電話の一つでもかければ 10分もしないうちに職員がやってきてお前を捕まえるだろうな、その後はきっとお前は殺されるだろう」 「…」 「最初に言ったよな、もう子供とは二度と会えないって、俺はもうお前とうちのれいむを会わせる気はない、 お前もそれを承知の上で俺にあいつを託したはずだ」 俺が努めて優しくそういうと、れいむも納得したのか、何も言わず静かにその場を立ち去った。 いま思うと、この時しっかりと駆除の依頼を出しておけばよかった。 たしかに俺は出会った時のれいむの親としての姿勢に共感はしたが、その後のれいむの一生を世話する気などさらさら無かったのだ。 それが一瞬でも甘さを見せてしまったがために、あのれいむにわずかな期待を持たせてしまった。 全てはけじめをつけなかった俺の責任だろう。 次の日、仕事からもどるとリビングの庭に面している窓に、びったりと親れいむが張り付いていた。 中からみるとそれはそれは醜い、汚らしい顔だった。 けれどそいつの子供である俺のれいむは、母親に再会できたことが嬉しいのか、涙を流しながら窓に頬ずりをしていた。 「おかーしゃんだ!おかーしゃん!ゆっくりしていってね!ゆっくり!」 俺が部屋に入っても、気付いていないように、お母さんお母さんと繰り返している。 「れいむ、ただいま」 俺がそういうと、やっと俺が帰ってきたことに気付いたのか、れいむはくるりとこちらを向いて、俺に笑顔を向けた。 「ゆっくりおかえりなさい!おにーさん!ねぇねぇ、おかーしゃんだよ!」 なにがお母さんだよ、なのだろう。 れいむの無知な無垢さに一瞬苛立ちを覚えたが、無理は無い。 母と別れた当時のれいむは死の淵に立たされていて、おそらく俺達の会話など記憶に残っていないのだろう。 れいむはただただ、生き別れた母との再会を喜ぶだけだった。 「ねえおにーさん!れいむ、おかーさんにあいたいよ!あっておはなしがしたい!」 「だめだ」 俺は間をおかずそう言い放った。 れいむにはかわいそうだが、すぐに駆除を依頼しよう、あれはお前の母親じゃない、他人の空似、勘違いだ、そう言い聞かせよう。 そう思いながら電話に手をかけるも、俺は電話番号をプッシュすることが出来なかった。 窓ガラスに必死にへばりついて、決して触れることの出来ない子供に、ほんの少しでも近づこうと思う母親の姿。 そしてそれを素直に喜び、そして自らも会いたいと望む子れいむの無垢な瞳に、俺の情がまたしても揺らいでしまう。 「…仕方ないな…一回だけだぞ」 なにが一回だけだというのだ、一回会わせてどうするというのだ。 俺はその後のことを、少しでも考えただろうか、再び親子を引き離す苦しみを考えたら、安易な決断など出来なかったはずだ。 けれど感動的なドラマに酔ってしまった俺は、子れいむに優しく微笑みかけながら、ゆっくりと窓についているドアを開けた。 「おかーしゃーん!」 子れいむが、元気よく母親に飛びつく。 母れいむは感動のあまりだろうか、無言で近寄り。 ぐじゅっ 「お…おか…おぎゃ…ゆ”っゆ”っ…っ!」 「まったく、れいむをさしおいてしあわせー!になるなんてげすながきだよ!」 俺は目の前で何が起こっているのかよくわからなかった。 「おまえさえいなければれいむはくろうしなくてすんだんだ!おまえがしあわせになってるのになんでれいむはしあわせになれないんだ! れいむはくろうしておまえをうんだのに!おまえをそだてたのに!れいむだってしあわせになるんだ!」 母れいむが、子れいむの上にのしかかり、全体重をかけている。 いくら健康体になった子れいむも、倍以上の体格の親れいむにのしかかられたらひとたまりも無い。 いまや子れいむは、親れいむの足元からはみだしているもみあげをビクリビクリと痙攣させる力しか残っていなかった。 「っ!!!!」 俺は逃避している思考をなんとか取り戻して、親れいむを全力で蹴り飛ばした。 「おそらっゆげぇぇ!!!!」 親れいむは宙を舞って、そのまま重力に引かれて地面にたたきつけられる。 全身を強かに打ちつけられたれいむは、口から餡子をはいて気絶したようだ。 「大丈夫かれいむ!!!!」 「ゆ”っ…ゆぎっ!…っ!ゆぴっ!!!」 子れいむは、身体はぺしゃんこになり、なんとか意識はあるものの、目の焦点はあってなく、 俺の声が果たして聞こえているのかどうか、わからなかった。 「まってろ、すぐに手当てしてやるからな!」 俺は子れいむを抱え上げ、窓を閉めて家に入り、大急ぎで傷の手当てをした。 結果からいうと、子れいむは一命を取り留めることに成功した。 けれどそれは、命を繋いだだけに過ぎず、子れいむは既に壊れてしまっていた。 「ゆぴっ!ゆぴぴぴぴっ!ぴゃうぅううぅ、あーーーーー」 れいむは涎をたらしながら明後日の方向を向いて、延々と意味の無い言語を発し続けていた。 体内の餡子をほとんど漏らしてしまったことももちろんあると思うが、最愛の母の裏切りに心が耐え切れなかったのだろうと思う。 俺はあの親れいむへの怒りよりも、馬鹿なことをした自分への呆れで、無気力状態になってしまっていた。 俺が庭先を見ると、気絶していたれいむはいつの間にか回復していたようで、再び窓に張り付いてきていた。 窓を開けてみると、れいむは何の遠慮もなしに俺の家の中に入り込んできた。 床は泥ですぐに汚れてしまう。 「ゆゆ!おにいさん!おちびがしんじゃったかられいむをかってね!いいでしょ? だってれいむのかわりにおちびをかってくれてたんだもん、おちびがいなくなったられいむをかってくれるよね!」 れいむの物言いに、俺は軽いめまいを覚えた。 やはりゆっくりという生き物は、わからない。 どうして異常なほどポジティブに、自分の都合のいいように捻じ曲げて物事を考えることが出来るのか。 どうしてあの時あんなに必死になっていたはずのわが子への愛を忘れることが出来るのか。 そして、そうやって無防備に入ってきて、俺に殺されることは考えなかったのだろうか。 俺の中の感情がギシギシと音を立てて歪んでいくのがわかるようだった。 この思い上がりも甚だしい糞饅頭に、どうやって思い知らせてやろうか。 「おうちのなかはゆっくりできるね!ここをれいむのゆっくりぷれいすにするよ!ゆっくり~ゆっくり~」 俺が黒い考えに身を落としているときも、れいむは全力で目の前にぶら下がっているだけの幸せを貪るのに必死だった。 「おい、れいむ、こいつを見てどう思う?」 俺はれいむの目の前に、子れいむをつきだしてやった。 「んみゃ~!まっ!ゆちちぃ!ちぃいいいぃい!!」 子れいむははしゃぎながら親れいむにすりよっていく。 跳ねるというよりは、転がるように、這いずるように不気味な動きで近づくそれを、親れいむはもみあげでなぎ払った。 子れいむはころころと転がって、十数センチ動いて失速し、上下反対の状態で静止する。 しかし子れいむはそれが面白かったのか、親に殴られたことに気付いていないのか、ご機嫌できゃっきゃとはしゃいでいた。 「なあに?こんなこれいむはしらないよ、そんなことよりれいむはおなかがへったよ!ぶべぇ!!」 俺はれいむに、れいむが子れいむにそうしたように、思い切り平手打ちを食らわしてやった。 「いだいでじょおぉぉぉおお!!?なにずるのぉぉぉぉぉおおおお!!!」 れいむはすぐに憤慨して、地団太を踏んで怒りをあらわにした。 俺は眉一つ動かさず、れいむに言い放った。 「そいつはお前の子供だよ、わかってるだろ?」 「ゆゆっ?そんなわけないよ、れいむはこんなへんなこしらないよ」 「そうか、別にそれでもいい、とにかくそれはお前の子だ、お前が育てろ」 「どうしてれいむがそんなことしなくちゃいけないのぉぉぉお!!!?」 「いいからやれ、そしてお前がちゃんとそいつを世話するなら、俺もお前を世話してやる」 「ゆゆゆ?なんだそんなことなの?そんなのかんったんっだよ!」 れいむはふふんと俺を小馬鹿にしたように笑って、言った。 俺達が会話をしている隙に、子れいむは親れいむにすりよって、頬をくっつけてぐりぐりと押し付けた。 「ばかはよらないでね!」 れいむは再び子れいむをもみあげではたき飛ばした。 俺はすかさず無言で。れいむが子れいむを殴ったところと同じところを、殴り飛ばしてやった。 「ゆげぇぇぇ!!」 「きゅぴぴぴぴ!」 子れいむがころころと転がる何倍もの速さでれいむは転がっていき、壁にぶつかって倒れこんだ。 「そうそう、言い忘れたけど、お前が子れいむにしたこと、俺はそのままそれをお前にしてやる だからちゃんと世話をすれば世話をしてやるし、そうじゃなければ…わかったな?」 「わがり…ばじだ…」 れいむは目に涙をたっぷりとためて、俺の言葉に返事をした。 子れいむはそのやりとりのことなどわかっていないのだろう、自分の世界に入り込み、いつまでも笑顔だった。 その夜、俺はれいむと子れいむとクッションハウスを外に放り出した。 「どぼぢでこんなごどずるのぉぉぉおお!?おうぢにいれでぇぇぇ!!!」 「お前は元々野良だろう?家なんか無くたって暮らせるはずさ、その子だって元々はそういう生活のはずだ そのクッションはくれてやるから、子供は入れてやれよ、お前は当然外で平気だよな?」 「ゆぎぎぎぎぎ!!!」 子れいむはそんなことはお構い無しに、狂ってしまっても生活リズムは覚えているのか、クッションハウスに入り込んで寝息を立てている。 俺はれいむ達に背を向け、自室で横になった。 次の日の朝、少し早めに起きて庭を覗くと、クッションハウスの中にぎちぎちに詰まって寝息を立てている親れいむと、 外で泣いている子れいむを発見した。 俺は無言でクッションハウスを持ち上げ、入り口を逆さまにしてれいむを地面に落とした。 「ゆべっ!」 クッションハウスは、大きなれいむが無理やり入ったことでよれよれになり、 さらにふわふわだったクッション部分は、れいむの汚れを吸着いてしまいほとんど使い物にならなくなってしまっていた。 餌をやっても、親れいむは目を離すと自分ががっつくばかりで、子れいむに与えようともしない。 俺が監視して、殴りつけてやると、こちらの顔色を伺いながらやっと与えるしまつだ。 その間も親れいむは、狂ってしまった子れいむをどうしても自分の子と認識できないのか、 それともあの日以来、もうれいむの中では子など居ないことになっているのか、子れいむを見る時はいつもしかめっ面で冷たい目をしていた。 3日もたつ頃には、親れいむはすっかり飼い用の餌で太り、 逆に子れいむはところどころに不自然な傷がつき、身体も痩せ、衰弱してしまっていた。 俺が目を離した隙に、乱暴でも働いたのだろう、子れいむはそれでも親れいむと一緒にいたいのか、 親れいむの隙をついては身体を寄せ、跳ね飛ばされていた。 そのころには俺の精神もすっかりやせ細り、子れいむに注いでいたはずの愛情もすっかり消えうせてしまっていた。 いや、正確に言うならば子れいむのことはいまだに好きだったが、もうこの醜いゆっくりという生き物を愛せなくなってしまっていた。 仕事が休みの日、俺は庭先に出て親れいむに再び尋ねた。 「なあお前、その子をどう思う?」 れいむは何の臆面もなしに、俺の目を真っ直ぐ見ていった。 「だかられいむはこんなこしらないよ!こんなへんなこはきらいだよ!」 「そうか、じゃあどうしたい?」 「いなくなってほしいよ!こんなへんなこはゆっくりできないよ!」 「そうか、じゃあやってみろよ」 れいむは俺の言ってることの意味がわからないようだった。 俺はれいむにゆっくりと説明してやる。 「お前がしたいようにすればいい、そいつを好きにすればいいさ」 れいむはすこし考えてから、子れいむに向き直った。 「ゆぴぴぃ!」 子れいむは、親れいむに見つめられて嬉しいのか、焦点の合っていない目を細めて、満面の笑顔で答えた。 ぼよんっ、ぶちり。 親れいむは軽やかに跳ね、そのまま子れいむの上に着地した。 ぼよんっ、ぐちゃ、ぼよんっぐちゃ、ぼよんっぐちゃっ。 何度も何度も、子れいむがただの餡子の塊になっても、何度も何度もれいむはその上でバウンドした。 「ふぅっ、すっきりー!ゆっくりできないこはせいっさいっ!したよ!これでゆっくりできるね!」 「お前は馬鹿だな、本当に」 子れいむが物言わぬ地面の染みになるのをただ見つめていた俺は、重たい腰を上げてれいむに近寄った。 「せいっさいっしたられいむはおなかがへったよ!はやくごはんをもってきてね!」 「はいはい」 「ゆげぇっ!ごぇっ!ぐぇぇ!!」 俺は何度も何度も、死なない程度にれいむの上に足を乗せて踏みつけた、 一通り踏みつけて気絶したの確認してから、俺は子れいむの亡骸を集めて、家に入った。 「おまたせ」 短くそういって、俺はれいむの目の前に餌箱を乱暴に置いた。 「ゆふふ!ちゃんともってきたね!わかればいいんだよ!むーしゃむーしゃするよ!」 れいむはさっき俺に踏まれたことを忘れたのか、俺におびえることも無く俺の差し出したご飯にがっついた。 「ゆゆ~ん、とってもあまあまでおいしいよ!むーしゃむーしゃしあわせ~!」 喋りながら食べるせいで、ぼろぼろと餌は地面にこぼれ、れいむの口の端には租借物がこびりつき、見るに耐えない。 全部食べ終わったのを確認して、俺はふぅとわざとらしいため息をついた。 「あーあ、れいむったらお馬鹿さんだねぇ、俺との約束を忘れたのかな」 「ゆゆ?」 れいむは俺の言葉に反応して、俺を見上げた、知性のかけらも無いすっとぼけた表情で俺を見つめる。 「あのさ、お前をここにおいてやるとき言ったよな、お前の子供にすることを、全部してやるって お前が子供を殺したから、本当は殺してやっても良かったけど、踏んづけるだけにしてやったのに…」 俺はそういいながら部屋に入って、用意してあった小さなシャベルと大き目のビニール袋、それとカッターナイフを持ってもう一度外に出た。 「お前、子供を食ったね」 「ゆゆ?なにいってるの?」 れいむはそういわれても、俺の言葉を理解できないようだった。 俺はさっき与えた餌の中に子れいむの死骸を混ぜていた。 れいむはそれに気付かずに、それも甘くて旨いなどといいながら、食いきった。 なので俺は約束通り、同じことをこいつにしてやらなくてはいけないのだ。 俺はれいむを捕まえて、カッターナイフでまぶたを切り落とした。 「いじゃあああああああ!!!!!」 ゆっくりは痛みに弱い、人間だって卒倒しそうなこの出来事に、 れいむはしーしーや涙や涎やら、とにかく全身から液体をまきちらしながら泣き叫んだ。 「あーあー、かわいそうに、餌だぜ、餌、お前は餌になるんだ」 声はオーバーに演技しながら、しかし表情を変化させずに、カッターでれいむの肌に無数の傷をつけていく。 「ゆがあああああ!!!やべろおおおおおおお!!!」 れいむは必死にもがくも、人間の俺の力に敵うはずも無く、なすすべなく亀裂からは餡子が次々と漏れ出してしまう。 俺は最後にれいむのあんよをそぎ落として、まとめてビニール袋にぶちこんだ。 「ゆ”…っ!ゆ”…っ!」 何度も痛みで気絶し、また痛みで意識を取り戻して、また気を失うのを何度も繰り返しているのか、 むき出しの目玉はぐりぐりと四方八方に視線を飛ばしている。 けれど死んではいない、ショック死されてしまうかとおもったが、期待通りれいむはちゃんと生きていてくれた。 「じゃ、いこうか」 俺はビニール袋の口を縛って、外に繰り出した。 数百メートル歩いたところに、自然公園がある。 ここは野良ゆっくりのたまり場になっていて、何度駆除しても必ず一定数はゆっくりが集まっていることで知られていた。 俺はその中心に立ち、ビニール袋の口をあけた。 すると中からむせ返りそうなほどの甘ったるい匂いが噴出してきて、辺りに漂い始める。 その匂いをかぎつけたのか、遠くにはちらほらと野良ゆっくりが何匹か顔を出してきた。 しかしまだ警戒しているのか、それ以上近寄ろうとはしてこない。 俺は無理やり笑顔を作って、大声でゆっくりに呼びかけた。 「おーい、こっちにおいで、お兄さんがあまあまをあげるよ!」 すると警戒を解いた何匹かのゆっくりが、俺の足元まで近づいてきた。 「あまあまっていったのぜ?はやくよこすのぜ!」 「おにいさん、ありすにもくれるかしら」 「れいむはしんぐるまざーなんだよ!おちびちゃんのためにもれいむにいっぱいちょうだいね!」 群がるゆっくりたちの中に、ビニール袋の中身を少しちぎって、ひょいと投げ入れた。 俺が手を入れたビニール袋は、一々ぶるぶると震えるのだが、誰もそれを気にするものは居ない。 「むーしゃむーしゃ、ししししししあわせぇぇえ!!あまあまだぜ!!」 運よく最初のひとかけらにありつくことができたゆっくりが声を上げた。 すると遠くに居たゆっくりも急いでこちらにやってきて、近くにいたゆっくり達はよりいっそう瞳を輝かせて俺を見つめた。 ああなんて純粋で馬鹿で、そして醜いんだろう。 たぶんこのビニール袋の中身が、さっきまで同族だったなんて気付くやつは、一匹も居ないだろう。 「じゃ、これ全部あげるから、みんなでたのしんでね、ゆっくりしていってね」 『ゆっくりしていってね!』 俺の声に反応して、全員が元気よくそう答える。 俺はその中心に、ビニール袋ごとれいむを投げこんだ。 『!!!!!!!!!!!!!!』 怒号を発しながら、何十匹ものゆっくり達がそこに群がりだす。 もう中心は上も下も無い大騒ぎだ。 「ゆがああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」 れいむの声だ、俺にははっきりとわかったが、たぶんあいつらはあまあまに夢中で気付いていない。 「やべろおおおおお!!でいぶをたべるなああああ!!!ごっぢにぐるなあああああああああああああああああ!!!!!」 れいむの目はむき出しだ、おそらく自分を喰おうと群がってくる全てのゆっくり達の姿が、見たくなくても見えていることだろう。 俺はそれに背を向けて、ゆっくりと歩き出した。 「ぎいぃぃぃぃいいいいいいいいいい!!!!!!!いやだああああ!!いやだああああああああああああ!!!!!」 俺の耳にだけ、れいむの断末魔の叫び声が、突き刺さる。 「いじゃあいいいいあいあいあいあいいい!!!!だずげで!だずげでええええ!!だずげろおおおおおおおおおお!!!」 あのすさまじい勢いなら、もうおそらく身体の半分以上はなくなっているだろう。 けれどれいむは必死に助けを求めて叫び続けていた。 「だれがああああああ!!!!!だれがあぁあぁっぁぁぁああああああ!!!!」 あの日と同じように、誰かの助けを求めて。 「ああああああぁあああっ!あぁああ……………」 けれど誰もそれに気付かない、れいむの声はどんどんか細くなっていき、ついに掻き消えた。 俺は一度も振り返らずに、公園を後にした。 おしまい。 ------------------------------------------------- あとがき。 最後まで読んでいただきありがとうございます。 思いつきで一気に書き上げたわりには意外と長めになってしまいました。 久しぶり?の虐待物だったので、少々忘れ気味で あれ?れいむってこういうしゃべりかただっけ…というようなところがちらほらあるようなないような なんだか最近勢いのある新しい人がたくさん活躍されてるみたいですね 自分も負けないようにがんばりますよ~! それではまた次回作で会いましょう。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 餡小話では消されてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。 挿絵:トラップあき 挿絵:さなあき 挿絵:車田あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/3506.html
『れいむが愛したれいむ』 7KB 小ネタ 番い 思いつき小ネタ 「おはようれいむ」 『おはようれいむ』 れいむはれいむのことが大好き、れいむもれいむのことが大好き。 二匹は仲睦まじく、立派な木の根っこの穴の洞窟のおうちに住んで、毎日をゆっくりと幸せに暮らしていました。 「かりにいってくるね」 『いってらっしゃい、るすはまかせてね』 揺れる真っ赤なリボン、つやつやの黒髪をなびかせてれいむはお外に元気に駆け出します。 ぽいんぽいんぽいん。 おうちを離れ、静かな森をしばらく跳ねていくとご近所さんと出会いました。 「れいむ!おはようだぜ!」 「きょうもげんきなんだねー、おはようだよー」 「ちーんぽ!がんばるみょん!」 皆それぞれ元気に挨拶をしてくれます。 「おはようみんな、きょうもごはんさんいっぱいとれるといいね、じゃあ、きをつけてね」 れいむもにっこりと笑って挨拶を返し、皆と別れて森の奥へと入っていきます。 それからゆっくりじっくり散策し、食べられるキノコさん、死んじゃった虫さん、美味しい葉っぱにあまあまな木の実。 たくさんほっぺに詰め込んで、日が傾いた頃、れいむは大好きなれいむの居るおうちに帰ります。 『おかえりれいむ、けがはない?』 「ただいまれいむ、だいじょうぶだよ!」 笑顔で迎えてくれるれいむに、れいむは微笑みを返し、 ほっぺに詰め込んだたくさんのご飯さんを大きな葉っぱのお皿の上に丁寧に吐き出します。 「きょうもいっぱいとれたよ!たくさんたべてね!」 『ありがとうれいむ、たくさんいっしょにむーしゃむーしゃしようね』 「うん!れいむもいっしょだね!」 『れいむもいっしょだよ』 むーしゃむーしゃ、しあわせー! 二匹は一緒にご飯を食べて、笑顔で今日の出来事を話し、ぴったりと寄り添って目を閉じ、幸せに浸りながらゆっくりと眠ります。 そして朝、れいむは狩りに、れいむは二匹の大事なおうちを守って、二匹はいつまでも仲良く幸せに暮らしました。 「こんばんわなのぜ」 ある日夜遅く、れいむのおうちに体格の良いまりさが訪ねてきました。 「どうしたの?」 れいむは眠たそうにしながら応対します。 「えと…その…」 まりさはれいむが現れると、もじもじとした後、おぼうしを器用にひっくり返して、 中から小さな可愛いお花を取り出し、れいむに差し出しました。 「ま!まりさはれいむがだいすきなのぜ!かりもできるしとってもかわいいし! まりさのおよめさんになってずっとずっといっしょにゆっくりしてほしいぜ!」 早口でそういって、まりさは頬を染めてぎゅっと目を閉じ、れいむの答えを待ちます。 まりさの口に咥えられ、夜風に揺れている花を見つめながら、れいむは困った顔で静かに口を開きました。 「…ごめんねまりさ、まりさのきもちはとってもうれしいけど、れいむにはたいせつなこがいるんだよ」 「そ…そんな…」 半開きになったまりさの口からぽろりと花がこぼれ落ちます。 まりさは告白が失敗したことがとっても悔しくて切なくて、両目一杯に涙をためて、ついにぽろぽろと泣き出してしまいました。 「え…えへへ、ご、ごめんのぜ!ばいばいだぜ!」 無理して笑顔を作ってから、まりさはれいむに背を向けて駆け出していきました。 れいむはそれを申し訳なさそうに見送り、ゆっくりと愛するれいむの元に戻ります。 『どうしたの?』 「ううん、なんでもないよ…」 ちょっぴり切ない気持ちになって、れいむはれいむと、れいむとれいむが出会った頃のお話をしながら目を閉じました。 「ねえれいむ、れいむはれいむのことだいすきだよ」 『ありがとうれいむ、れいむもれいむのことだいすき』 「れいむがれいむとけっこんっするのを、おとうさんとおかあさんははんたいしたね」 『だけどさいごはわかってくれたね』 ---だから殺した。 「れいむも、さいしょはれいむといっしょにせいかつするのをふあんにおもっていたよね」 『やっぱりまりさやちぇんのほうがかりはとくいだからね、でもやっぱりれいむがいちばんだから』 ---分かってくれないなら、分からせればいいんだ。 「さいしょのおちびちゃんはしんじゃって、とってもかなしかったね」 『でもつぎがあるよ、たくさんのおちびちゃんにかこまれてしあわせーになりたいね』 ---どうして潰しちゃうの?れいむはこんなにれいむが好きなのに。 「つらいこともかなしいこともいっぱいあったけど、いまはしあわせーだよ」 『これからもふたりはずっとずっといっしょだね』 ---どうしてご飯を食べてくれないの?どうしていっつも泣いてるの?どうしてれいむを好きっていってくれないの? どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして れいむはこんなにれいむがすきなのに。 でもれいむがれいむのことこんなにすきなんだから、れいむだってれいむのこといつかはすきになってくれるよね。 れいむがれいむのことすきなのは、ずっとずっと、ずっとずっとかわらないよ。 だかられいむはれいむがれいむのことすきになってくれるまで、ずっとずっとそばにいるからね。 はなれないよ、はなさないよ、ずっと、ずっとふたりはいっしょだよ。 それは二匹のれいむが出会ったとっても”幸せ”(不幸)な物語。 親の反対を”説得”(殺)して乗り越えて。 ”幸福”なれいむは”愛する”れいむと結ばれました。 ”幸福”(不幸)なれいむは”愛する”(していない)れいむと結ばれました。 二匹が願ったずっと一緒のゆっくりした日々は”夢のとおりに”(無理やりに)現実になったのです。 れいむの愛したれいむ、キラキラの大きなリボン、もちもちのほっぺた、愛らしい瞳、その笑顔。 「れいむ、れいむはれいむがだいすきだよ」 『れイむもれいムがだいスきだよ』 幸せなれいむ(の頭の中)に響く幸せな(声)---。 れいむはうっすらと目を開けて、幸せな表情で愛したれいむ(だったもの)を見つめます。 (大好きなれいむはれいむをうっとりと見つめ返します)。 月明かりに照らされる、綺麗なおりぼん(綺麗なお顔、綺麗な髪の毛、やさしい笑顔)。 「れいむはれいむとずっとずっといっしょだよ」 「レイムモレイムトズットズットイッショダヨ」 誓い合う二匹はいつまでもいつまでも笑顔で共に寄り添い、ゆっくりとした日々を過ごしました。 それはれいむを愛したれいむの幸福に満ち溢れた物語。 誓い合う(二匹)はいつまでもいつまでも笑顔で(共に)寄り添い、ゆっくりとした日々を過ごしました。 それは(れいむ)を愛したれいむの幸福に満ち溢れた物語。 おしまい。 ----------------------------------------- ご無沙汰しておりました、ばや汁です。 以前スレで初登校日は6月10日をいう書き込みをさせていただいたと思いましたが、 よくよく調べてみたところ、6月4日が第1作目のかみさま投稿日だということが判明いたしました。 本日は5月30日、ふと気付けば残すところ一週間を切ってしまっています。 もう一年もたったのか、と感慨深くもあり、あっという間の一年だったなというような気もします。 一周年以内に目指せ50作!と行きたい気持ちはあるのですが、なかなかキーボードを叩く目処がたっていないのが現状… スローペースになってしまうかもしれませんが、ゆっくりと、時には精一杯がんばりますので。 細々とした活動ではありますが、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 ばや汁でした。 いつも多数のご意見ご感想ありがとうございます! この作品へのご意見ご感想も、どうぞお気軽にお寄せください。 個人用感想スレ http //jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13854/1278473059/ 今までの作品 anko1748 かみさま anko1830-1831 とくべつ anko1837 ぼくのかわいいれいむちゃん anko1847 しろくろ anko1869 ぬくもり anko1896 いぢめて anko1906 どうぐ・おかえし anko1911 さくや・いぢめて おまけ anko1915 ゆなほ anko1939 たなばた anko1943 わけあり anko1959 続ゆなほ anko1965 わたしは anko1983 はこ anko2001 でぃーおー anko2007 ゆんりつせん anko2023 あるむれ anko2068 おしかけ anko2110 とおりま anko2111 おもちゃ anko2112 ぼくとペット anko2223 まちかどで anko2241 かいゆ anko2304 ぼうけん anko2332 とかいは anko2349 たたかい anko2369 ゆっくぢ anko2413 せんたく anko2427 ぶろてん anko2489 あこがれ 前編 anko2588 ひとりぼっちのまりさ anko2807 母の音 anko2887 僕とれいむと秘密基地 anko2949 野良れいむ anko3047 ぶろてん おまけ anko3058 実験01 クッキーボタン anko3067 わけあり おまけ anko3078 げすまりさ anko3090 てのりれいむ anko3096 雨 anko3107 ゆかりん anko3114 命の価値 anko3125 ちるの時々まりさ anko3129 はるですよ 餡小話では消えてしまった作品も多数ありますので、過去作を読みたいと思っていただけた方は ふたば ゆっくりいじめSS保管庫ミラー-ばや汁ページ- http //www26.atwiki.jp/ankoss/pages/395.html をご活用ください。 挿絵:にとりあき]
https://w.atwiki.jp/sakurayume/pages/123.html
http //blog.livedoor.jp/yukkuriplace_anko/archives/7105054.html https //w.atwiki.jp/ankoss/pages/1702.html 『飼いゆっくりれいむ』 D.O 我が家は、築100年を軽く超える古風な木造家屋である。 爺さんの若かった頃は農業をしていたとのことなので、蔵もあれば庭もあり、 さらにその周囲は生垣をはさんで小さな林まで広がっている。 外から見れば、歴史の重み、どころか幽霊屋敷の雰囲気漂わせていることだろう。 現在の主である私が手入れを怠っているので、庭はコケと背の高い雑草が生い茂り、生垣も所々穴が開いているからなのだが。 私が子供の頃は、周囲にまだ多くの農家も残っていたが、 十年ほど前に、ゆっくりの大規模な襲撃が起こり、すっかり疲弊してしまったようである。 もう少し山に近い田舎に立ち上がった、のうかりんを使った実験農場計画が始まった頃に多くの農地は売却され、 実験農場が順調な現状を考えると、このあたりも数年後にはのうかりん印の農場になりそうだ。 現在では町、というには空き家が多すぎる、少々寂しい地域となってしまっている。 そんなある日、仕事から帰ってみると、 庭にサッカーボールサイズと、テニスボールサイズの饅頭が一つづつ落ちていた。 日が暮れているので良く見えないが、赤白リボンの奴はたしかれ・・・れ?ゆっくりだ。 「ゆゆっ!おにーさん、ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇっ!」 「・・・・・・。」 家の電灯に照らされてみれば、薄汚れていて何ともゆっくりしていない奴等である。 少なくとも、見ているこちらとしてはゆっくりできない。 親子なのは間違いなさそうだが、親の方は全身余すところ無く、 マジックで唐草模様が描き込まれているあたり、町からやってきたのは間違いないだろう。 「にんげんさん、れいむはしんぐるまざーなんだよ!」 「へぇ・・・。で?」 「かわいそうなれいむたちを、ゆっくりかっていってね!」 「きゃわいくってごめんにぇっ!」 「・・・はぁ。」 なんだか、やり遂げた表情でこちらを見ている。 刈って、狩って、・・・いや、飼っていってね、か? どうやら、こんなにゆっくりしたおちびちゃんなんだから、人間さんも飼ってくれるに違いない、ということらしい。 とりあえずサンダルの裏を、その自信満々の顔面に押し当てて、塀の方に転がしてやることにした。 「ゆべしっ!」 「ゆぴぃぃいい!」 「・・・ペッ!」 噛んでいたガムが母れいむのリボンにジャストミートする。 「・・・・・・飯作ろ。」 別にゆっくりとやらに大した関心はない。 単に、コソコソ隠れているなら可愛げもあるが、ずうずうしさが気に入らなかっただけである。 これまでも野良猫やらなんやら、しょっちゅう仮の宿に使われていたので、 今更ゆっくりが庭に舞い込んだところで気にしない。 糞をばら撒かれないだけ、犬猫よりはありがたいくらいだ。 庭に住みたきゃ勝手に住めばいい。 こちらには当然世話する義務なんぞ無いのだから。 「ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛、ゆ゛・・・・」 「ゆっくりー!」 痛みから回復したれいむ親子の方は、感動に打ち震えていた。 なにせ気がついたら、母れいむのリボンにペタリとついているのは、あの憧れの飼いゆっくりバッジ。 れいむも遠くで見ていたときは気づかなかったが、バッヂがまさか人間さんが口から吐き出されたものだったとは。 まあ、自分達もナワバリ(無意味極まるが)にしーしーでマーキングすることは多いのだから、そういうものなのだろう。 ・・・などと考えながら、リボンにへばりついたガムを、嬉し涙に潤んだ目で眺めていた。 そう、れいむはついに、ゆっくりの中でも最もゆっくりできると言われる、 あの飼いゆっくりにしてもらえたのであった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 翌朝。 便所から出て縁側を歩いていると、庭の隅に放置していた木箱から、れいむ親子が飛び出してきた。 「「ゆっくりしていってね!!!」」 「ん?まだいたか。」 朝からうるさい奴らだ。やはり猫の方がましだな。 「ゆーん。おにーさん、れいむたちにあさごはんちょーだいね!」 「ちょーらいにぇっ!」 昨日のゆっくり共が、これから仕事に行くという時に、なんだかずうずうしくゆぅゆぅ鳴いている。 「・・・・・・庭の草でも花でも、自分で適当に食え。」 「ゆゆっ!?おはなしゃん、たべちぇいいにょ?やっちゃー!」 「ゆーん、ごはんさんいっぱいだよ~。」 勝手に住むのはかまわんが、ゆっくりフードたら言うものまで買ってやる気など無い。 というか、ペットでもないのにいちいち飯などやらん。 「むーしゃ、むーしゃ。しあわせー。」 「むーちゃ、むーちゃ。ゆ・・ゆぇーん。」 「どうしたの、おちびちゃん。」 「れいみゅ、こんにゃにむーちゃむーちゃちたの、はじめちぇ。」 れいむ達は、飼い主であるおにーさんの愛情を全身で味わっていた。 なにせ、適当に食え、と言って指差した庭には、 柔らかそうなゆっくりした草、 タンポポやシロツメクサの類の雑草寄りの花、 背の低い木には実や柔らかい葉っぱ、 それに、今は何も成っていないが柿やビワの木も生えており、季節が来たら食卓を飾ってくれることだろう。 当然昆虫やミミズも、その気になれば取り放題だ。 ここは、森の中にあったとしたら、数十匹のゆっくりを余裕をもって支えることができる最上級の狩場であった。 それらが全て、この2匹だけのためのごはんだと言うのである。 「おにぃさぁん、ありがとぉぉぉおおおぉぉ。」 そんなある日、夕食の生ゴミを袋に入れて、裏庭のポリバケツに入れようとしたところ、 ゆっくり共が、よだれを滝の様にたらしながらこちらを見ていた。 ・・・・・・そういえば、今都会では『ゆっくりコンポスト』なるものがはやっていると聞く。 正直言って生ゴミを貯めこむのは嫌だし、こいつらでも使ってみるか。 「・・・食え。」 翌朝、袋の中身がきれいさっぱりなくなっていた。 袋に何かが入っていた形跡すら無い。よだれらしきものでベタベタではあるが。 「ゆっくちちたおやさいしゃんだったにぇっ!」 「おにーさんにありがとうってするんだよ。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 「なるほど。こいつは便利だ。」 それからというもの、あの親子は毎日ポリバケツに放り込むはずだった生ゴミを、おやつだと大喜びで食べている。 生ゴミを放置しすぎて増えていたりぐるとかも減った。 生ゴミがなくなったからか、りぐるも食べているのか・・・ しばらくすると、いちいちこいつ等が『おうち』とやらにしている、庭の隅の木箱まで生ゴミを持っていくのもめんどくさくなってきた。 まずは縁側の下に少し穴を掘り、用済みとなったポリバケツを横倒しにしてはめ込む。 ポリバケツの内側に土をいくらか入れ、周囲の穴との隙間にも土を詰める。正面から見るとパッと見トンネルのような感じだ。 あとはあのゆっくり親子を中に放り込んで、自家製コンポストは完成。 「ゆわーい。きょきょはれいみゅたちのおうちなんだにぇ。」 「ゆっくりー!おにーさん、ありがとう!」 なんかぽいんぽいんと跳ねて喜んでいるが、台所からも食卓からも近いここが、 生ゴミを放り込むのに適していただけだ。 「ん、で、あと何が必要だ?」 「「ゆぅ?」」 なんといっても、使い道ができた以上、もはや野良猫と同等ではない。 金をかけてやるつもりはないが、それなりのメンテナンスはしてやろう。 コンポストとしてある程度長持ちしてくれなければ困るからだ。 「ゆ、ゆぅーん!れいむはみずあびができたらうれしいよ。きたないとゆっくりできないよ。それと・・・」 「それと?」 「おちびちゃんにも、ばっじさんがほしいよ!おちびちゃんもかいゆっくりのばっじさんがほしいよ。」 水浴びか。なるほど、こいつ等が饅頭のくせにカビないのは不思議だったが、やはり不潔にしておくのはよろしくないといったところか。 こっちとしても軒下にサッカーボール大のカビ饅頭があるのは気分が悪い。自分たちで清潔にしてもらおうか。 あとは・・・ん?おちびちゃん・・・にも? ・・・・・・妙に馴れ馴れしいのも合点がいった。まさか飼われているつもりだったとは。 まあ、使い道がある今となっては都合がよくもあったが。 「水は、そうだな。このタライに水を入れといてやる。勝手に使え。」 「ゆっくりー!」 「それと・・・バッジねぇ。ああ、あれでいいか。」 持ってきたのは、私が中学生時代に学生服につけていた、襟章だった。 鈍く銀色に光る襟章、どうせこいつ等がバッジとやらを活用する日は来ないのだから、これで十分だ。 リボンに乱暴にネジ式の襟章を突き刺して固定すると、赤色の中に鈍く光る銀色は、思いのほかしっくりときた。 「ゆわーい!ゆっくちちたばっじしゃんだー!」 「ゆぅぅ、よがっだねぇ、よがっだねぇぇえ、おぢびじゃぁぁああん。」 喜んでもらって何よりである。この調子で雑草むしりと生ゴミ処理を頑張ってもらいたいものだ。 翌日には、縁側下のコンポストの近くに「おといれ」と称してうんうん用の穴も掘っていた。 生活の場に排泄物を置いておくのはやはり嫌なのか。だが、これはこちらとしても都合がよかった。 このうんうんという排泄物については、定期的に土と雑草に混ぜて花壇の肥料にしている。 なかなか良質なようで、しかも採集の手間も要らないしありがたいものだ。 「ゆーん、おにーさん。おといれのおそうじしてくれてありがとう。」 「うんうんがなくなっちぇ、ゆっくちできりゅよ。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− こうしてれいむ親子がコンポストとなった数日後、家の庭に最近ご無沙汰だった来客が来た。 「ねこさんだぁぁあああ!ゆっくりできないぃぃぃ!!」 「ゆぴぃぃ、おきゃあしゃんこわいよぉぉ!」 「ん、ああ、トラか。久しぶり。」 生垣の穴から庭に入ってきたのは、近所で気ままな野良生活を送っている猫だ。 こいつに限らず、我が家を通り道にする猫は多い。 「ゆぁぁぁぁ、おにーさぁぁん。ねこさんこわいよぉぉぉぉ。」 「ゆっくちさせちぇぇぇぇ。」 「・・・嫌なら自分でなんとかしろ。」 「「ゆぅぅぅ、ゆっくりできないよぉ。」」 別にサッカーボールサイズの良くわからん物体にじゃれつく様な、酔狂な猫達でもないが、 町生活でトラウマでもあるのか、度重なる猫の襲撃に、れいむ親子は自分達で何とかすることにしたようだ。 数日後から、徐々にだが、目に見えて生垣の穴がふさがり始めた。 「ゆーえす!ゆーえす!」 「おきゃーしゃん、はっぱしゃんもってきちゃよ。」 「じゃあおちびちゃん、このすきまにはっぱさんをおしこんでね。」 「ゆっくちりきゃいしちゃよ。」 生垣や塀の隙間に、小石を詰め、小枝を刺し、上から土を盛って、また葉っぱや枝を詰める。 近くで見るとやはり幼稚園児の工作の域を出るものではないが、遠目には生垣に溶け込んで見えなくも無い。 何重にもゴミを積み上げているので、強度のほうはちょっと蹴りを入れたくらいでは吹っ飛ばないくらいになっていた。 「これでねこさんはいってこれないね!」 「ゆっくちー。」 「にゅぁ~ん・・・ぐるるる。」 ・・・・・・。 「「どぼぢでねござんはいっでるのぉぉぉおお!?」」 「・・・塀の上からだろ。」 まあ一応は通りにくくなったので、特に頻繁にここに来る数匹以外は入ってくることも無くなり、 多少は平穏になったようだ。 それにしても、なんだか最近庭がきれいになってきた気がする。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 生垣の穴がれいむによってあらかた埋まった数日後、 久しぶりに友人が家まで遊びに来た。 「ゆゆっ!?おにーさんのおともだち?ゆっくりしていってね!」 「ゆっくちしちぇっちぇにぇ。」 「おー、間知由。お前ゆっくり飼ってたんだな。エラい装飾過剰だけど。」 「いや、飼ってないし、あの唐草模様は来たときからだ。俺の趣味じゃない。」 「ふーん。つってもバッジついてんじゃん。」 「ありゃガムだ。」 「え゛・・・。」 「ああ、みかんの皮は庭のポリバケツに放り込んどいてくれ。」 「え?これってこいつらのおうちだろ?」 「いや。コンポスト。」 「んー。・・・え゛ぇ?」 「ゆわーい、おやつだにぇ!ゆっくちありがちょー。」 「むーしゃ、むーしゃ。しあわせー。」 ついでに、夕食の魚の骨も放り込んでおいた。 「ぽりっ、ぽりぽりぽり・・・ゆっくりー!」 「・・・・・ふーむ。」 「どうした?」 「いや。ゆっくりって、案外飼いやすい生き物なのだろうかと思ってな。」 「ただの饅頭だろ。・・・・・・何だよ、その目は。」 「まったく。世の中にはどんだけ愛情注いでも懐かれない奴もいるってのに。」 「そんなもんかね。」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そして、庭が放置しっぱなしの幽霊屋敷状態から、見違えるようにきれいになった頃、 れいむ達の平穏な毎日に、突然不幸が舞い降りてきた。 「Zzzzzz・・・。」 「すーや、すーや。」 今日は日曜日。おにーさんも日当たりの良い縁側で昼寝中。 れいむ親子も庭に生えた木の木陰でゆっくりと惰眠をむさぼっていた。 そのとき庭に、普段と違う空気が漂う。 「うー。」 「ゆぅ?・・・すーや、すーや。」 「あまあまー。」 「ゆ・・・すーや、すーや。・・・・・・れみりゃだぁぁぁああああ!!!」 庭に突然飛来したのは、本来夜行性のれみりゃ(胴無し)。 庭のすぐ奥にある林は、昼でも薄暗く、たまに昼でも活動するれみりゃが現れたりする。 しかも、このあたりは農家だったこともあり、害ゆ対策として、れみりゃを大量飼育していた時期もあったので、 最近森の奥でしか見なくなったれみりゃ種もチラホラいたりするのだ。 「おちびちゃん、ゆっくりにげるよ!」 「ゆあーん。れみりゃはゆっくちしちぇにぇ。」 ぽよん、ぽよん、と大急ぎでおうちに飛び込むれいむ親子。 れみりゃは追ってこなかった。どうやら助かったようである。 しかし、一つだけ気がかりがあった。 「ゆぅぅぅ、おきゃーしゃん、れみりゃはゆっくちできにゃいよぉ。」 「ゆ!おちびちゃん。ここはおにーさんがつくってくれたおうちだから、れみりゃなんてはいってこれないよ!」 「ゆっくちー。でみょ・・・。」 「おちびちゃん?」 「おにーしゃん、すーやすーやしてたよ?れみりゃにゆっくちひどいことされてにゃい?」 「ゆゆっ!?」 「そろーり!そろーり!」 おにーさんの無事を確かめるべくおうちから慎重に這い出るれいむ。 見つかったら命はないだけに、そろーりそろーりにも力が入る。 そして、れいむは驚愕の姿を目撃した。 「うー!うー!」 「Zzzzzz・・・・、じゃま・・・」 ・・・・・・れみりゃがおにーさんにじゃれていた。 「ゆぁぁぁああああ!おにーさんがたべられるぅぅぅううう!!!」 「うー?」 「やめてねっ!おにーさんをたべないでねっ!れみりゃはゆっくりどっかいってね!!」 ゆっくりしたおにーさんを助けるべく、れいむはれみりゃに立ち向かう。 しかし、口にくわえた木の枝をどれほど振り回しても、空を舞うれみりゃ相手には届かなかった。 「ゆぅ、ゆぅぅ、どうしてとどかないのぉぉ。」 「うー!あまあまー。がぶり。」 「ゆひぃぃぃぃ、れいむのあんこさんすわないでぇぇぇぇ・・・。」 「おきゃあしゃぁぁあん、ゆっくち、れみりゃはゆっくちしちぇぇぇぇ!」 「お、肉まん。」ぱさり。 「うー!うー!」 といったところで目が覚めたおにーさん。 玉網を使ってあっさりとれみりゃを捕獲したのであった。 それにしても、生ゴミを処理して肥料を作り、 庭の管理までやってくれた挙句、夕食のおかずをおびき寄せてくれるとは、 つくづく使いでのあるコンポストだ。 つい今さっきまでたっぷり飯を食っていたこの肉まん、中身がが詰まっていてうまそうだな。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 「おきゃーしゃん、ゆっくちしちぇぇぇぇ。」 ザックザックザック 薄っぺらくなった方のれいむには、中身を詰めなおしてやることにする。 掘り出したのは、「おといれ」とやらになみなみと貯められた餡子。 こいつを、中身の減ったれいむの口からねじ込んでやることにした。 「ゆ゛っ、ゆぼぉっ!おにーざん、やべでぇ、ゆっぐぢでぎなっ!ゆぼっ!」 「おにーしゃん、やめてあげちぇにぇ!おきゃーしゃんがいやがっちぇるよ。」 無視。餡子は餡子だ。多少土が混ざっているが、中に詰めなおしてやれば問題ないだろう。 「ゆ゛っ、ゆっぐぢしていってね。ゆげぇ。」 「やっちゃー!おきゃーしゃん、げんきになっちゃよ。」 「ゆ、ゆぅぅ・・・おにーさん、ありがとぉ・・・。」 「しゅーり、しゅーり、ちあわちぇー!」 ふむ、消耗してはいるが、まだ当分は使えそうだ。 そして、その夜は多すぎて食べきれなかった肉まんの残りを、コンポストに放り込んでやった。 やはり一人暮らしにあのサイズは無茶な話だな。 「ゆわーい。きょうはごちそうだにぇ!」 「ゆーん。きっといっしょにれみりゃをやっつけたから、ごほうびなんだよ。」 「ゆっくち!ゆっくち!」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− そんな生活が、しばらく続いたが、 子れいむが成体にまで大きくなった頃、親れいむの方が死んだ。 あとで調べたが、町の野良の寿命は平均一年かどうかと、大分短いらしい。 我が家に来た時には中古のポンコツだったということか。 「お・・・おにーさん。おちびちゃんを、・・・これからもゆっくりさせてあげてね。」 「特になにも変らんよ。」 「おちびちゃん、・・・ゆっくりしていってね・・・・・・」 「おかーしゃん、おきゃあしゃぁぁぁあああん!!!すーりすーりしてね、ぺーろぺーろしてねぇぇえええ!!!」 リボンは子れいむの方が欲しがったのでくれてやり、死体のほうはぐちゃぐちゃにすり潰して肥料にした。 花壇の花も元気に育つことだろう。 「おかーさん。おはなさんになったんだね。」 「まあそうとも言えるな。」 「ゆっくりしていってね。おかーさん。」 まあ、そんなことはどうでも良かったのだが、少し問題が生じてきた。 コンポストの、生ごみ処理能力が落ちてしまったのだ。 「ゆぅぅ~。さびしいよぉ。」 「おちびちゃんがほしいよぉ。」 「すーりすーりしたいよぉ。」 どうも孤独な生活と発情期が重なって、ノイローゼ状態になったらしい。 頭数が減ったうえ、どうにも食欲が無い。庭の雑草もまた伸び始めてきた。 これは、新しいゆっくりを取ってくる必要がありそうだな。 その日、夕食の生ゴミをコンポストに放り込みながら、 れいむにつがいを探してやる、と言った時のれいむの喜びようは大変なものだった。 体が溶ける寸前まで水浴びをして、リボンのしわ一つ一つまで丹念にあんよでつぶして伸ばしていく。 コンポスト内の清掃も丹念に行い、 さらに子供が出来た後のために、花やイモ虫、果物の皮などのごちそうから保存食の干し草まで貯めこむ。 にんっしん中のベッドまで葉っぱと草を使って作り終えて、準備万端でその日を迎えた。 約束の日、私はれいむを連れて街を歩き、れいむ的に「すっごくゆっくりしてる」まりさを手に入れた。 この白黒饅頭、帽子にアイロンをかけた形跡もわずかにあり、恐らくバッジを引きちぎったのであろう傷痕も見られる。 飼われていたというなら、それなりの躾もされているのだろう。好都合だ。 「ゆふん!そんなにまりさをかいたかったら、かわせてやってもいいのぜ。」 「ゆっくり!まりさ、ずっとゆっくりしようね!」 「ゆん!なかなかゆっくりしたれいむだから、とくべつにすっきりしてやってもいいのぜ。」 本人も乗り気のようだから都合よい。つがいにしてやることにして、家に連れていった。 「ゆぅ~ん、まりさ。すーり、すーり。」 「ゆへぇぇ!いいからとっととまむまむをむけるのぜぇ!『ぼよぉぉおん!』」 「『ごろんっ』ゆぅ!?もっとゆっくりしてぇ!」 「しったこっちゃないのぜ!まりさのぺにぺにをおみまいしてやるのぜぇ!!」 ずぼぉっ!ずっぽずっぽずっぽずっぽ・・・ 「ゆぁーん、いだいぃぃぃい!らんぼうすぎるよぉ。もっと、ゆっぐりぃ!」 「ゆっふっ!ゆっゆっゆっゆっゆっゆっすっきりぃぃぃいいい!」 「ずっぎりぃぃ。」 とりあえずれいむの腹が膨れてきたので、予定どおりにいったようだ。 「ひどいよまりさ・・・」 「ゆふぅ。ひとしごとおわっておなかがすいたのぜ。にんげんさん、とっととごはんをもってくるんだぜ!」 「その辺のを適当に食え。」 「ゆゆ!?なにいってるのぜ。ゆっくりふーどさんなんて、どこにもないのぜ。」 「草があるだろ。」 「な・・・なにいってるのぜぇぇ!くささんはごはんじゃないのぜ! ふーどさんがないならけーきさんでもいいのぜ!はやくもってくるのぜ、くそじじぃ!」 「ゆぅ。なにいってるの?おにーさんにあやまってね。くささんはおいしいよ。むーしゃむーしゃ。」 「ゆぎぃぃぃいい!もういいのぜ!はやくおうちにいれるのぜ!べっどですーやすーやするのぜ!」 「そこに家ならあるだろ。」 「な・・・なにいってるのぜぇ!これはごみばこさんなのぜ!くさくてきたないのぜ!」 「ひ、ひどいよまりさ!おにーさんがれいむにくれた、ゆっくりできるおうちだよ! それに、れいむがいっしょうけんめいおそうじしたんだよ!ゆっくりあやまってね!」 「・・・いいよ別に。文句があるなら勝手に出ていけば。」 「ゆふん!まったく、ばかなじじぃとゆっくりしてないごみれいむのほうが、このおうちからでていくのぜ! ゆっくりしたまりささまが、とくべつにこのおうちをつかってやるのぜ!」 「ふーん・・・。れいむ、どうやら一緒に暮らすのは無理そうだが。」 「ゆぅぅぅぅ・・・ゆっくりできないまりさだよぉ。」 とりあえず、私が家から追い出されるのは嫌なので、ゆっくりしたまりささまとやらは、門から丁重に出て行ってもらった。 あれだけ態度がでかいと、野良をやっていくのも大変だろうに、大したものだ。 しかし、ゆっくりと言っても、コンポスト向きのとそうでないのがいるのかもしれない。 黒帽子がダメなのか、飼われていたのがダメなのか、まあ、どうでもいいことだ。 れいむの腹にいるちび共の中に黒帽子がいたら、それもはっきりするだろう。 つがいこそいなくなったものの、孤独を埋めるという当初の目的は達成されたようである。 それから数匹分の食欲を発揮し始めたれいむは、3週間後、無事れいむ種一匹とまりさ種一匹を出産した。 赤ゆっくりが腹から射出される勢いには驚いたが、庭は柔らかい芝生であったのが幸いしたのか、 せっかくれいむが作っていた草のクッションから1m以上離れて着地したものの、つぶれることはなかった。 「「ゆっくちしちぇっちぇにぇ!!!」」 「ゆっくりしていってね!ゆぅーん、ぺーろぺーろ、おちびちゃんたちかわいいよぉ。」 これで、コンポストの方は今後も安泰そうだ。 母れいむがチビ共にもバッジが欲しいとか言ってきたので、画鋲のカサの部分をセメダインでくっつけておく。金バッジだ。 これで満足して生ゴミを処理してくれるのだから、安上がりなものだ。 ちなみに、ゆっくりしたまりささまに出て行ってもらってから二日後、門の前にみすぼらしく、 帽子もかぶっていないまりさ種が一匹転がっていた。 「やっばりがっでぐだざぃぃ・・・おねがいじばずぅ。」 とか言っていたが、ゆっくりを飼う趣味などないので、無視しておいた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− それからしばらくは、コンポストとしても庭の芝生管理としても特に問題はなかった。 ピンポン玉サイズの子供たちでは、成体一匹分の処理能力を補えるかと、多少不安ではあったが、 どうやら、成長中のチビ共の方が食欲は旺盛らしく、生ゴミは毎日順調に処理され、肥料になっていった。 黒帽子の方も特に文句を言わず、生ゴミをムシャムシャ食らい、庭をぽよんぽよんと跳ねまわっている。 やはりあの態度は、育ちが問題だったようだ。 だが、赤ゆっくり達が産まれてから一月ほどたち、そろそろ冬の近づきを肌で感じ始めた頃、 またしてもコンポストの性能が低下してきた。 朝、コンポストの中をのぞいてみると、まだ昨日の生ゴミが残っている。 さらにその奥では、歯をガチガチと鳴らしながら、目の下にクマをつくったれいむ一家がいた。 「お、おおお、おにーさん、おうちがさむいよぉぉぉ・・。ねむれないよぉぉ・・。」 「しゃむくてゆっくちできにゃいぃぃぃ。」 「ごはんしゃんつめちゃいよ。むーちゃ、むーちゃ、しょれなりー。」 コンポストはれいむ達なりにきっちり入口を塞いでいるが、やはり所詮はポリバケツ。 まだ昼間は温かいが、壁一枚隔てた向こうの、夜の寒気を完全に防ぐことはできないようだ。 この時期でこれでは、冬の間はコンポストの機能が完全に停止しかねない。 家に入れるという選択肢はもちろんないが、 本格的にコンポストの改造を行う必要がありそうだ。 その日の昼、れいむ一家に『たからもの』とか言う小石や押し花や、ガムの付いたリボンらしきゴミをコンポストから出させると、 大規模な改装に取り掛かった。 まずは、ポリバケツを掘り出して、横倒しにすると天井になる、壁の一部を四角く切り抜く。 それに、ちょうつがいと留め金をつけて、外から開けるようにした。 ゆっくりは、冬には巣の入り口を密閉するらしいので、生ゴミの投入口をつけてやったわけだ。 次にバケツの入口、つまりゆっくりの出入り口だが、せいぜい直径30cm程度のゆっくりに対しては大きすぎる。 壊れたすのこを材料にして、ドーナツ状の板をつくり、バケツの口に取り付けてやった。 これでゆっくりの出入り口は、必要最低限の大きさになり、 木の枝などで塞ぐ手間も、寒気の吹き込む隙間もぐっと減るはずだ。 あとは、再び縁側の下にポリバケツを埋めなおし、これまではむき出しだった側面にまで土をこんもりと盛っておく。 外から見ると、生ゴミの投入口と、ゆっくりの出入り口だけ穴のあいた、砂場の砂山のような外観となる。 縁側の下なので、雨風で盛り上げた土が崩れる心配は無い。 地下は冬でも暖かいというので、これで断熱は十分だろう。 数十分の作業中、庭で遊ばせていたれいむ一家を呼び寄せた時の反応は、 以前コンポストを、はじめてつくった時以上のものであった。 「ゆ、ゆ、ゆ、ゆわぁぁぁぁああい!すっごくゆっくりしたおうちだよぉぉおおお!」 「ゆっくち!ゆっくちー!れいみゅたち、こんなゆっくちしたおうちにしゅんでいいにょ!?」 「ゆわーい!なかもあっちゃかいよー!ゆっくちー!」 「ふーい、疲れた。あとはこいつでも中に敷いとけ。」 「ゆぅぅぅぅうう!しゅごーい!ゆっくちちたおふとんしゃんだー!」 「おにぃさん、ありがと、う、ゆぇぇぇええん!」 「おきゃーしゃん、ないちぇるにょ?どっかいちゃいにょ?ゆっくちしちぇにぇ。」 「おちびちゃぁぁあん!れいむはうれしくってないてるんだよぉ。ゆっくりー、ゆっくりー!」 近所の農家から頂いてきた干し藁をひと束くれてやっただけだが。 とりあえず、この反応からして、今後はまたコンポストとして元気にやってくれそうだ。 こちらはやることやったので、あとのメンテはこいつ等がかってにやってくれればいい。 かつて母れいむと一緒に野良生活を送っていた頃、れいむには夢があった。 温かくて、雨の心配も、風の恐怖も感じないですむおうち。 毎日お腹いっぱい食べられるだけのごはん。 しかも、そのごはんを手に入れるために、命の危険など感じずにすむゆっくりプレイス。 外敵の心配もないそのゆっくりプレイスで、 ゆっくりしたおちびちゃん達とすーりすーりしたり、のーびのーびしたり、 おうたをうたったり、水浴びですっきりーしながら、毎日ひたすらゆっくりする。 夜になったら、ゆっくりしたおうちに帰り、ふかふかのおふとんの中で、 家族で肌を寄せ合ってすーやすーやする。 たまにはあまあまが食べられたら言うことはない。 これが、れいむのかつて夢見たすべてであった。 そして、今、この場所には、れいむが望んだもの全てがあった。 全てのゆっくりが追い求め、そして見つけることの出来なかった場所、ゆっくりプレイス。 だが、れいむにとってのそれは、人間さんがコンポスト、と呼ぶこの場所に、確かに存在していたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「ゆっくりー!」 「すーり、すーり、しあわせー。」 「すーり、すーり、・・・ゆっ、ゆっ、ゆっ」 「ゆふぅん、だめだよまりさぁ。ゆふぅ、ゆふぅーん!」 れいむ親子が初めて我が家のコンポストとなって2年。 結局外部から新たなゆっくりを連れてくる必要はなくなった。 こいつらは、家族以外のゆっくりがいないとなると、姉妹同士でつがいを作り続け、今はすでに4世代目である。 今はこれまた姉妹である、れいむとまりさのつがいがコンポストとして活躍している。 それと、最近は花壇の世話もめんどくさくなったので、街でゲッソリしていたゆうか種も一匹拾って庭に住まわせている。 最初はコンポストの連中が花を勝手に食う、食わないでもめた時期もあったが、 群れでもない以上大した量を食われることもなく、しかも花の肥料がコンポスト産だということもあり、 それなりの折り合いをつけることで落ち着いている。 「「すっきりー!」」 などと思っているところで、また増えるつもりのようだ。 れいむの頭ににょきにょきと生えたツタには赤れいむが3に赤まりさが2。 まあ、構わない。どうせ代替わりが激しいゆっくりである。 うっかり病死などしないうちに子供を作ってもらわなければ余計な手間だ。 それに増えすぎるようなら何個か潰して肥料にするだけ。 庭もすっかり華やかになって、もう幽霊屋敷の頃の面影は残っていない。 「おはよーございます。」 「ああ、農場の。おはよう。」 最近ついにこの辺も、のうかりん農場化が進み始めた。 生垣の向こうから挨拶してきたのうかりんも、そこの従業員である。 「とってもゆっくりした庭ですね。きれい。」 「まあ、ゆうかが一匹でやってるんだがね。」 「うふふ。それは失礼しました。でも、それ以上に・・・あなたの飼われているゆっくり達。」 「?」 「とってもゆっくりしてますね。今までたくさん飼いゆっくりを見ましたけど、一番ゆっくりしてますよ。」 「ふーん。そんなもんかね。」 同じゆっくりである、あののうかりんが言っているなら正しいのだろう。 よくわからんが、この2年間で一つだけ確信したことがある。 こいつらには、コンポストという仕事が向いている、ということだ。
https://w.atwiki.jp/genso_els/pages/18.html
ストーリーに於ける立ち位置 博麗 霊夢。イーストランドの巫女。 レミリアと共に謎の軍勢を相手に戦っていたが敗北。 記憶を失いアリスに助けられる。 能力について 典型的な僧侶系。 ワイドヒール、オーバーヒールなどの強力な回復スキルを覚えふうまけっかいで魔法ダメージを軽減できる。 後衛にしてはHPがやや高く、消費SPは多いが自身にシールドを張ることが出来、 更にパッシブスキルによりFLEEはある程度保証されるので後衛過多になり始めたら前衛に押し出しても問題は無い。 序盤の一人旅の頃は防具を買うより、VITを上げた方が効果が出るのでVITを5~10振ると楽に進められる。 メイリンやてんしなどの前衛キャラが揃い出す頃からはINTを重点的に強化して回復力アップに努めたい。 道中、ボス戦ともに大変お世話になる存在であろう。 ワイドヒールはLv10でヒールLv0と同じ回復量になる。早い段階でLv10まであげて回復量を上げておきたい。 センチュアリは燃費の良い全体回復。Lv10でワイドヒールLv0と同じ回復量でSP5とコストが非常に良い。 回復量の低さから戦闘では使いにくいが、終盤は道のりが長くなっていくため、燃費の良い回復魔法は使い勝手が良い。 オーバーヒールはINT全振りだと終盤ではLv0でも400以上回復するので、レベルを上げるかは微妙。 キュアポイズン、ストーン、オールはあまり使う機会が少ないし、アイテムで代用できるためLv0のままでも良いだろう。 終盤は状態異常をしかけてくる敵が多くなるが、その頃はアクセサリーで状態異常自体を防いでいる事が多い。 リザラックションはレベルを上げる毎に消費SPが大きく下がるので使っていくのなら10まで上げてしまいたい。 ただし、同じ効果のはんごんふが200円と安価で売られているため、そちらで済ませてしまう人は上げる必要はない。 攻撃スキルは「ソウルストライク」のみなので火力不足な面がある。 基本的に「片手剣」は装備できないが、例外として「れいむ専用」の「片手剣」は装備可能。 装備可能な武具 武器 杖、鈍器、弓、札 防具 軽盾、軽鎧、腕具 ステータス 属性 無 LV HP SP STR AGI VIT INT DEX LUK 1 28 34 3 6 4 6 4 12 10 87 87 4 8 4 7 5 16 20 168 145 5 10 6 9 7 17 30 251 207 6 12 6 11 8 21 40 342 274 7 16 7 13 8 23 50 427 338 7 18 8 14 9 28 60 485 399 7 18 8 14 9 28 70 550 462 7 18 8 14 9 28 80 614 521 7 18 8 14 9 28 90 681 585 7 18 8 14 9 28 99 740 640 7 18 8 14 9 28 修得スキル 名称 消費SP 属性 範囲 効果 依存ステータス 習得レベル 備考 ヒール 4 味・単 HPを回復・倍率100% MATK・100% 1 ソウルストライク 3 念 敵・単 魔法・倍率100%ダメージ MATK 1 キュアポイズン 11 味・単 「どく」を回復 なし 2 [SP減少率] スキルレベル × 1[L-10] で消費SP「1」 サイコバリア 30 自分 「シールド」状態を 「9ターン」 付加する なし 5 [SP減少率] スキルレベル × 2[L-10] で消費SP「10」 ふうまけっかい 20 味・全 「バリア」状態を "5ターン" 付加する なし 6 [SP減少率] スキルレベル × 1[L-10] で消費SP「10」 ワイドヒール 18 味・全 HPを回復・倍率50% MATK・50% 11 スキルレベル×1毎にMATK+5%スキルレベル10でMATK100% キュアストーン 14 味・単 「せきか」を回復 なし 12 [SP減少率] スキルレベル × 1[L-10] で消費SP「4」 オーバーヒール 14 味・単 HPを回復・倍率300% MATK・300% 14 キュアオール 20 味・単 状態異常を回復 (「しぼう」は除く) なし 19 [SP減少率] スキルレベル × 1[L-10] で消費SP「10」 リザラックション 60 味・単 「しぼう」を回復 なし 20 [SP減少率] スキルレベル × 4[L-10] で消費SP「20」 センチュアリ 5 味・全 HPを回復・倍率25% MATK25% 22 フォーチュンスター - パッシブ 「LUK」が「スキルレベル × 3」「FLEE」が「スキルレベル × 1」上昇 なし 1 アドバンスドフリー - パッシブ 「FLEE」が「スキルレベル × 1」上昇 なし 1 効果補足 シールド 「物理」ダメージ半減 バリア 「魔法」ダメージ半減 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rentaltoho/pages/96.html
Eれいむ 基本データ 名称 Eれいむ 親 せんとくん タイプ1 ノーマル タイプ2 ひこう 特性 はくれいのみこ 性格 いじっぱり 技 技1 すてみタックル 技2 ひかりのかべ 技3 ラスターパージ 技4 かわらわり 能力値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 個体値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 28 31 30 25 29 26 努力値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 248 252 10 0 0 0